2017年2月28日(火)
2017年マルディグラ・パレード最終日
付き合いもあり、今日もパレードに出かけました。大学が教員・職員に場所を提供してくれていたので、そこに行きました。キングケーキやスナックが用意されていました。学長も来るのは知っているので、顔をうるためにも外せません。
その前に昨晩掲載し忘れたクイーンの写真。こんな女性でした。
見えないか。。。
そして今日、比較的雲が多くて日差しもそれほどでなく、気温も暑すぎず、寒すぎずで結構な人出だったのではないでしょうか?
ラフィエットにこんなに人がいるように見えるなんて珍しい
ただ帰り際、寂しい光景が。
欲しかったアヒルのビーズが電線に。どうにかとれないかなぁ。
今日でどんちゃん騒ぎはおしまいです。これで街もようやく静かになるかな。
2017年2月27日(月)
おいしいバーガー屋さん、Twins
今晩はQueen Evangeline'sのパレードがあったので行ってきましたが、遅く行ったので車を止める場所がありません。仕方なく少し離れたモールに留め、お金使わないと悪いのでお店に入って腹ごしらえをしました。
Twin's Burgers and Sweets
2801 Johnston St, Lafayette, LA 70503
以前一度来たことはありますが、久しぶりです。ここの特徴は、、、店員の女の子が皆かわいいです。絶対それに釣られて若い男の子のお客がたくさんやってきています。もちろんここで作るバーガーもボリュームがあって美味しいのですが。
名前の通り基本はバーガーですが、ケーキなど甘いものもあります。マルディグラ中なので、キングケーキも売っていました。
注文はバーガーの種類を指定して、パテ(ハンバーガー)を1枚か2枚か選択します。またジュースとフライドポテトをセットにするか頼んでおしまいです。注文してから作るので、番号をもらい机の上においておくと届けてくれます。今回はダブルパテのチーズバーガーにしました。
比較的に空いていたので、すぐに来ました。しかしお腹が空いていたためか、写真を取るのを忘れました。従ってイメージ図をTwinsバーガーのネットから拝借、ご容赦を。
こんな感じ
出来立てでパンがふかふかしていて美味しかったです。パテもジューシー。
この後お腹いっぱいでパレードに参加しました。
2017年2月26日(日)
米国大学、教員一人リクルートにかかる費用
実はうちの学部でAssistant Prof.の公募を出しています。スポーツ・マネジメントを専門とする人を探していますが、どなたか優秀な方ご存知ないでしょうか?オフィスが隣にある同僚が渇望しています。
Assistant Professor - Sport Management
私は選考委員会に入っていないので詳細はわかりかねますが、アメリカ国内はもちろん、韓国や中国などアジアからも応募があったのこと。日本からがまだないよ、と言われたので、われこそはと思う方、言葉を気にする前にまずはご応募下さい。
さてその教員のリクルートですが、実は去年、選考委員をやりましてレジュメ読みから応募者への連絡、電話面接、実地面接など一通り選ぶ立場からも採用過程を経験しました(2年前の立場とは大違い)。職を探すときは私も散々応募したのでその大変さを理解しているつもりですが、選ぶ方もそれはそれは人と時間、そしてお金をかけて大変なんです。
今回はお金の話をしますが、通常3人程度最後にキャンパスに招待して、2日から3日にかけて面接や施設案内、そして研究のセミナーをして選考するわけです。日本だとどこも実費と書いてあるので大学に行くまでは自腹のようですが、アメリカの場合、飛行機代から駐車場代、移動途中のご飯代まで出すのが普通です。
細かい数値は出せませんが、一人呼ぶのにどれだけかかるのか、というと滞在時だけでもざっくり以下の項目が、、、
飛行機チケット代
朝食代*2
昼食代*2
夕飯代*2
ホテル代(2泊)
その他雑費
で約$1,500が計上されていました。候補者がどこから来るかで飛行機代は変わってくるので(例えば上の同僚はオーストラリアから呼ばれたから相当高いはず)近場でもこれだけかかり、これを大学側がリクルート代×3人分出すわけです。お金かけてますよね。
これがさらに上級の職(例えばうちの場合、Provostを選出中)となると専門のコンサルタントを雇用して候補者をリストアップしてもらうので、さらにかかります。逆に応募する側はキャンパスビジットに至るまでが大変で、その中から選ばれるのはさらに大変なのは重々承知で経験積みですが、大学側もここまで来られた方にはそれ相応の対応をしていることを理解すると、例え最終実地面接で選ばれなくても誠意は感じるかなぁ、と私は感じました。
もちろん、選ばれて職を得るのがベストなんですけどね。
2017年2月25日(土)
ヒューストンでガンプラ発見
今週末はマルディグラのおやすみで少し余裕があるので、ヒューストンに買い出しに行きました。先週の12時間を超える運転に比べれば、3時間ちょっとのドライブは余裕です。
ヒューストンの南西にあるチャイナタウンに立ち寄りました。近くは何度も通っていたのですが、実際に訪れたのは初めてでした。
余り時間がなかったのでそのモールで少し散歩をして様子をみることに。カオス感が半端ないモールです。
その後マレーシアかシンガポール系のレストランで夕飯を取りました。辛いと思ったのですが、全く辛くなく、美味しく食べられました。値段も非常にお手頃でした。
Banana Leaf
9889 Bellaire Blvard, #251-261, Houston, TX 77036
帰宅前、日本語が見えた「生活良品」というお店に立ち寄ったみたのですが、本当に日本の生活用品を日本語で売っていました。おもわず孫の手を買ったぐらいです。2ドルから始まる、100円ショップみたいな感じでしょうか。
◆FIT 生活良品
9889 Bellaire Blvard, #251-261, Houston, TX 77036
さらに個人的にお宝を発見してしまいました。
ガンダムのプラモデル。子供の頃、欲しくても入荷しない代物で、しかも入っても絶対違法と思われた他の売れないプラモデルと抱き合わせ販売をしていたものでした。$30ドルとお高めで思いきれず買いませんでしたが、、、欲しいです、作りたいです。
お金貯めようと思います。
2017年2月24日(金)
夜のマルディグラ・パレード@ラフィエット
今年初のマルディグラ・パレードに参加してきました。6時半から開始でしたが、自分らが並ぶところは大学のメインキャンパス近く。ダウンタウン出発して恐らく山車がそこまで来るのに1時間はかかるだろうと読み、7時半すぎに行ったらぴったりでした。昨年の教訓からメインのジョンソン通りを使わず、別のルートを通ったため渋滞、交通止めにも合わずにスムーズにたどり着けました。
山車が近づくと警察部隊がぐるぐる回って知らせてくれます
警察オートバイ部隊、集合。騎馬隊もありますが、撮り忘れました。
山車が来ました。ビーズか何かちょうだーいと必死にアピールします。
パレードなので間に地元の高校のバンドなどが入ります。お疲れ様です。
次の山車が来るとまた「ちょうだーい」と連呼します。
今晩もたくさんのビーズやコインをもらいました。これが来週の28日、マルディグラ(謝肉祭)まで続きます。
学校も休みなのです。
2017年2月22日(水)
39光年先に水がある可能性がある惑星の発見
散々ネットでも記事になったので衆知のことかと思いますが、今日NASAが新たに39光年先にあるTRAPPIST-1と名付けられた恒星に地球サイズの惑星が7つあり、そのうち3つに水が液体として存在する可能性があることを発表しました。
NASAのページで記事を読みましたが、Natureも購読してるのでそちらの記事も読んでみました。
以下はNatureの記事から。厳密には抜粋いけないんだろうけど、他のwebでも見かけたからご容赦を。太陽系の惑星と比べて、TRAPPIST-1の惑星は恒星に距離的に近く、公転周期が短いのがわかります。
TRAPPIST-1は光度では太陽の1000分の1程度だそうですが、恒星の中心温度は水素をヘリウムに変換するのに十分なものだとか。ちなみにTRAPPISTはthe Transiting Planets and Planetesimals Small Telescopeの略だそうです。開発した望遠鏡の名前かな。へー。
自分が学生の時には太陽系以外に銀河系では同様な系、特に惑星は存在しない、と習ったので隔世の感があります。中学校の時、理科の先生のはからいで東京学芸大の大きな望遠鏡で恒星や惑星を観察させてもらったことを思い出しました。土星の輪が見えた時には感動したものです。その後宇宙物理学を一瞬目指すも自分の頭の悪さを自覚して断念しましたが、今でもこのような発見にわくわくしてしまいます。
Natureにアクセスがない方、ご興味があればこの記事及び論文(英語)お送りします。遠慮なくご連絡下さい。
2017年2月21日(火)
米軍からの研究費の記事を見て、違和感
たまたまネットを見たら、日本でいくつかの新聞社が大学の研究助成として米軍から受賞しているのを問題にしている記事を見かけました。
正直ものすごい違和感を感じました。これじゃまるでこの研究費で研究を勧めている研究者が悪者みたいです。今時、医工科学分野で全く軍備や戦争に関係ない研究などありえません。解釈によってはどうにでも出来ますから。
自分の専門分野である運動生理なんて、そもそも戦争で自国の戦士がどうやって生理・肉体的に優位に立って勝てるかからが発端で、今でもスポーツ研究という名の元にその派生は至る所に見られます。
一方で研究を始める前にも各大学で倫理委員会にかけられてさらなる承認を必要とし、さらに研究成果は公開されるため、米軍からとはいえ公募で研究費を貰う場合には透明度が高く問題があるとは思えません。
結論を言うと一方的な一部のマスコミの、「軍」とか「戦争」という言葉ジリだけを取ったバランス感覚のない記事、というのが現場の人間からの感想です。本当に軍備に応用する研究なら米軍は当たり前ですがアメリカ市民しか使いませんし、アメリカ国内で行われます。言葉は悪いですが10年間でたった8.8億円、それを100件も採択?金額少なすぎて正直笑ってしまいます。
こちらにいるとわかりますが米軍から研究費用をもらう場合、その期間と金額は桁が違います。NASAとかもそうです。もちろんアメリカで研究しているとはいえ永住権すらもたない私はこれらに応募する資格すらないことは言うまでもありません。
ですから、このような記事は的外れとかしか思えないばかりか、有害ですら思うのです。
2017年2月20日(月)
ルイジアナ州ラフィエットでの今後のマルディグラパレードの予定
先週学会に行って旧友含めて色々な人と会えたのはいいのですが、帰ってくると仕事が山積みになっていました。朝早めに行き、少なくとも今日、明日に影響を与えない分の仕事を終えようとしましたが、こういう時に限って生徒など多数の訪問を受け、さらに夜は授業を教える必要があったので、結局今日の分をぎりぎりこなしただけで終わってしまいました。
あー、もっとリサーチやらないと。事務作業で終わってはいけない。
さてラフィエットに戻ると、メインの通りに柵が置いてありました。先週末マルディグラのパレードがあったためです。すっかり出遅れたので、今後どこでパレードがあるか調べました。うちの近くのものです。
ただ人の話によると先週の土曜日に行われたKrewe of Carnivale en Rio Paradeが一番いいらしいですが、終わってしまったのものは仕方ありません。
Friday, February 24, 2017
Friday Night Parade, Lafayette, 6:30 pm
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field into Fairgrounds)
Saturday, February 25, 2017
Youngsville Parade, Youngsville, 11:00 am
Krewe of Bonaparte Parade, Lafayette, 6:30 pm
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field into Fairgrounds)
Monday, February 27, 2017
Queen Evangeline's Parade, Lafayette, 6:00 pm
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field into Fairgrounds)
Tuesday, February 28, 2017
King Gabriel's Parade, Lafayette, 10:00 am
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field into Fairgrounds)
Lafayette Mardi Gras Festival Parade, Lafayette, 1:00 pm
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field Fairgrounds)
KADN/KLAF Independent Parade, Lafayette, 2:00 pm **
(full route from Surrey/Jefferson to Bertrand/Cajun Field Fairgrounds)
それとも頑張ってニューオリンズに行ってみようかな、人たくさんでめちゃくちゃになりそうだけど。
実は帰途に着いたのは18日午後でしたが、ルイジアナに戻ったのは19日もかなり過ぎてからでした。というのはアラバマ州モービルを過ぎてI-10に入った途端、海に近いからなのかものすごい濃霧に覆われて、前が見えずまともに走れなくなったのです。
前方の視界はせいぜい数m、ゆっくり走っていてもなんとなく前の車の赤い車幅灯が見えたなと思ったら、急に目の前に車が現れて慌ててブレーキをかけるか、車線変更する、という始末。夜だし、危なくて何度も休憩して多少霧が晴れるのを待ちました。
冷静に考えて何で自分の車にフォグランプがないんでしょう?ピックアップトラックや他の大きな車には付いているようで、霧があろうともぐんぐん進んでいる車もありました。前が見えているんだと思います。
こんな時はひたすらその車について車間を保って走っていきましたが、あまりにもピッタリ後ろをついていったので逆に怪しまれたかも。追いつけなくなりまた深い霧に包まれると、怖いので次の出口で降りて休みました。
I-10 からスライデルでI-12 に入った時、濃霧はさらにひどくなりました。うちの辺りも含めてこのあたりは湿地帯なので、昼間暑かったのに夜冷えると急に霧が発生するんだと思います。
フォグランプ付けられるのなら、うちの車にもつけようかな。費用次第で。
2017年2月18日(土)
韓国系のパン屋さん@デュールース
午前中無事1つのセッションの座長を務め、午後には帰途に着きました。行きと同様、ジョージア州のデュールースで韓国系の街に立ち寄り、以下のお店でお茶をしました。Super H-Martと同じ区画にあります。
True Story
2550 Pleasant Hill Rd Ste 415, Duluth, GA 30096
あまりアメリカでは見かけない、菓子パンが置いてあります。
ケーキもありました。
時間がなかったのでショートケーキとコーヒーを買って、休憩しました。
アメリカのほとんどのお店で出される砂糖の塊とは明らかに違いますが、値段もそこそこ高いので見かけほどそれほど美味しいのかな、とも思いました。
もちろん自分の舌にそれほど自信がないので、他に食べた方、感想をお待ちしています。
2017年2月17日(金)
サウスカロライナ州グリーンビルのうどん屋さん
今日から学会ですが、地方会なので若い学生が多く内容も易しめで非常にアットホームな雰囲気です。
グリーンビルのハイアットリージェンシーで行われています。
スケジュールに無理がなく、途中十分に休めます。昼休みに歩いて観光をしてきました。ダウンタウンんは小じんまりとしていますが、コロンビアのそれより雰囲気やお店はいいかも知れません。ホテルもハイアットリージェンシーだけでなく、ウェスティンもありました。
川、このあたりにきれいめなホテルがレストランが集まっている
観光ガイドでよく紹介される滝
その後ホテル近くにあったうどん屋さんに入ってみました。麺恋という名前なので、コロンビアにあるラーメン店と姉妹店なんでしょうか。
店内
きつねうどんにかき揚げを加え、さらにお稲荷さんを食べました。作っていらっしゃった方は恐らく日本語を話す日本人ですね。
久しぶりに日本の味で、美味しかったです。ほっとしますね。
2017年2月16日(木)
ジョージア州デュールースの韓国風豆腐屋さんへ
先週書いたように、地方学会への参加のためサウスカロライナ州のグリーンビルに車で向かいました。片道約725マイル、休憩なし、事故なしで11時間弱、実際は給油などもあり13時間程度の移動でした。
地図にあるように途中アトランタを通ります。以前サウスカロライナにいたときには買い出しでよく使った、アトランタ郊外の韓国街に立ち寄って夕食を取りました。Super H-Martと同じ敷地内にあります。
Tofu House
2550 Pleasant Hill Rd #101, Duluth, GA 30096
5年ぶりぐらいに行きましたが、気のせいか益々このあたり韓国化している気がしました。
中に入って注文、以前より少し値上がりしていましたが、それでもお得な値段かと思いました。
餃子のスープ
辛さはマイルドにしましたが、十分に辛さを感じました。お通しというかたくさんの付け合せもありましたが、特にフライのお魚が美味しかったかな。
ラフィエットではこのような韓国料理を食べられないので、非常にありがたく美味しくいただきました。
2017年2月14日(火)
まるでスパイ映画のようなニュース
朝にニュースが飛び込んできました。クアラルンプール空港で真っ昼間に人が殺されたとのこと。チェックインカウンターの前での犯行ということなので犯人はセキュリティチェックを通ってないでしょうが、犯行に使われた凶器はセキュリティチェックも通ってしまうものではないかと不安になりました。
情報が錯綜していて何が本当に起きたかわかりませんが、一部で報道されている臭化ネオスチグミンって調べると重症筋無力症の患者に15~30mgを1日1~3回経口服用する場合もあるみたいだから、そんな数秒で死に至らせるとは考えづらいです。何か他のものかもしれませんね。どちらにせよ現実にこのようなことが起こりうることは、極論を言うと個人レベルではいくら警備にお金をかけても事件は防ぎきれない、ということになりますかね。
だったら1日1日大切に生きて、人に恨まれないようにするしかありません。しかしびっくりしました。バレンタインデーであることも忘れてしまうぐらいでした。
2017年2月13日(月)
バレンタインカードにみる多様性
バレンタインデーが近づいていることもあり、カードを買いに近くのお店を回りました。メッセージが英語なので、念のためどんなことが書いてあるか確認しながらカードを購入しようと思ったのですが、以前より選択肢が増えていることに気が付きました。
Man to Man
Woman to Woman
こういう多様性はあってもいいな、と思いますね。日本ではどうでしょうか?
2017年2月11日(土)
Suchmosというバンドを知りました
大学の先輩のFBでの書き込みでSuchmosというバンドを知りました。日本では今売れているようです。ミュージックビデオを早速聞いてみました。Stay tuneだったかな。
VIDEO
なんだか非常に懐かしいサウンドでした。20年前ぐらいに戻った感じです。
和製ジャミロクワイと一部で言われているそうですが、個人的にはそこまでではないかなと。何故なら音やリズムを聞いて衝撃を受けるようなことは全くなかったから。
Acid Jazzでもない、Jazz Funkでもない感じが今風かな。優しくて聞きやすい、どちらかというと夜のドライブで聞き流すのによさそうな感じ。ボーカルの雰囲気は初期の頃のオリジナルラブにも被って聞こえます。
あくまでも個人的な感想です。ファンの方、そうでないと悪く思わないでいただける幸いです。ただ時代の流行りは輪廻するんだなぁと思いました。
2017年2月10日(金)
日米共同会見の感想(英語での動画リンク、字幕あり)
昼前にUSA Todayからプッシュ通信が来て「日米トップの共同記者会見の生中継がある」、というのでネットで見ました。個人的な感想を言うと、アメリカ側は中身のない儀礼的な、日本側はずいぶんとアメリカ側に気を遣った、もちあげた会見だったかなぁと思いました。
日本での放送だと英語でのやりとりが聞けなかった、というので、英語の中継のリンクを以下に貼ります。
President Trump Holds a Joint Press Conference with Japanese Prime Minister Shinzō Abe
VIDEO
アメリカの大統領は日本の記者の日本語での質問時以外イヤホンしてなかったので、日本の首相が話していたことは何も聞いてないはず。興味ないのか、それとも事前に内容が協議されていて聞く必要がなかったのか。
証拠写真はここ、イヤホンが見えない、英語だが記事内の動画でも指摘されている
President Trump Praises Japan-U.S. Alliance, Vows Militaries Will ‘Be Impenetrable’
アメリカの記者の質問は移民に対する大統領令への質問で日米関係にほとんど関係なく、NHK記者の経済の質問は何故か首相に対するもの(日本でやってくれ)で、大統領からは自国の話と首相と築いた友好関係というたわいのない話。
唯一最後に産経の記者が南シナ海や北朝鮮の核ミサイルなどの緊張に対してどう対応するか鋭い質問を大統領に投げたが、日本での放送ではカットされたらしく、さらに大統領の返答も以下のツイートを意識したのか、中国のトップと昨日いい話し合いをしたことを強調しただけでかわされました。
ちょこっと質問された中国の為替操作の話は自国の経済に関係あるためか答えていましたが、それでも具体的な話はありませんでした。最後はなぜかオバマケアの批判してたけど、今回の会見に関係なければ質問にも関係ないですよね。
ということで日本の首相がアメリカまで来て何を議論したか全くわからない、形式的な記者会見と感じました。日本から見ればとりあえず早い時期に首相が新しい大統領と会えた、ということが一番大切だったのかと思います。
自分としてはこれよりはるかにジャミロクワイが新しいアルバムを発表し、ツアーするニュースの方が大きかったです。
2017年2月9日(木)
来週サウスカロライナ州グリーンビルへ
自分が所属している学会でAmerican College of Sports Medicine(ACSM)というのがありその全体の年会は通常5月終わりから6月頭にありますが、地方会もあります。ルイジアナ州はSoutheastという分会の中でも大きい(たぶん一番大きい)分会に所属していて、その分会の年会は毎年2月に開かれます。
自分がサウスカロライナ大のPh.D.プログラムに進学するきっかけとなったのはノースカロライナ州シャーロットで行われたSoutheast ACSMの分会で、そこで自分が希望するラボメンバーと会って話しを聞き、総合的に判断してそこに行くことにしました。また初めて口頭発表したのもSoutheast ACSMの分会。確かこれもシャーロットだったと思います。
会の規模や内容上、ここ8年ぐらい縁がなかったのですが、今回1つのシンポジウムの座長をする機会を頂いたため、参加することにしました。今年はサウスカロライナ州のグリーンビルで行われるので、久しぶりに(約5年ぶり?)サウスカロライナに戻ることにもなります。
参加する人数もそれほどでもなく、学部生を含めて学生の参加が多いので、かなりアットホームな会です。初めて会う人、懐かしい人々に会うことを楽しみにしています。日本人で参加される方がいらっしゃったら気軽に話しかけて下さると有り難いです。
Southeast Chapter of American College of Sports Medicine
2017年2月8日(水)
アトランタ・ファルコンズDC、実質解雇
スーパーボウルの日ファルコンズ守備のザルぶりと無策なコーチを嘆きましたが、この日だけでなくシーズン通して振るわなかったと言う理由でディフェンシブコーディネータが実質解雇されました。DLコーチであるブライアン・コックスもチームから去るようです。
Atlanta Falcons replacing Richard Smith at DC
リチャード・スミスはアドバイザーとしてファルコンズに残りうる、とのことですが、実際は他チームから誘いを待っている状態でしょうか。オフェンシブコーディネータであったカイル・シャナハンも早々と49ersのヘッドコーチ職をとったので、来年のファルコンズコーチ陣はがらっと変わることになりました。
ファルコンズファンには申し訳ないですが、こういう時って次のシーズンはあまり期待出来ないことが多いような気がします。
2017年2月7日(火)
スーパーボウルの飾り付け@トレーダージョーズ
スーパーボウルが終わって2日経ちましたが、まだもやもやしています。NFLも完全にストーブリーグに入り、ドラフトやFAで誰がチームに加わるかだけが、唯一の楽しみです。
そういえばスーパーボウルの前の週に久しぶりにバトンルージュ行ってトレーダージョーズに立ち寄りました。このスーパーでも例外なく、スーパーボウルに向けて飾り付けをしていました。
簡単なおつまみのレシピがあったので、もらっておきました。お約束のポテトチップも見えます。
見えづらいのですが、下の人工芝マットがフットボールのフィールド、つまりグリッドアイアンになっています。このあたりは土地柄やっぱりフットボールファンが多いと思います。実際日曜の午後、普段は混雑しているメインの通りががらがらでした。
あぁ、今度の楽しみはマルディグラだなぁ。
実はいまさらながらツイッター始めました。理由は現在のアメリカ大統領の声を直接聞くためです。別に支持しているとか支持していない、という話ではなく、何を考えているのか彼の言葉で確認したいのです。
彼が直接ツイートしていないのかも知れませんが、それでもかなり近い人がやっていると想像します。相変わらず刺激的な発言が目立ちますから。
今回の政権交代は恐らくアメリカに来て初めて、ここの政治について考えさせてくれる機会を与えてくれました。アメリカ第一主義と彼は言っていますが、いままでいつもアメリカはわがままで自国の利益ばかり考えていたと思うので、別に新鮮とは思えません。指定した7か国からの入国一時禁止にしても、静かに違法移民への取り締まりを強化すればよく、わざわざ通告しなくてもよかったんじゃないの?とすら思います。
自慢じゃないですが、自分ですら過去に2度ほど入国審査で別室に連れていかれたことがあります。有効なビザもあって、必要な英語を話せてもです。
別室に行ったからと言って特別なものを用意したわけでなく、ただ時間だけが過ぎて(確か4~5時間足止めをくらった)解放されたことを覚えています。足止めされた理由も告げられず謝罪ももちろんなく、ただ入国を許可されました。そんな国なので、今回の大統領令もそれほど驚きには値しません。
勿論当事者にとっては迷惑極まりないことなのですが、どこに文句を言ったらいいか見当がつきません。
大衆政治は今に始まったことではないですが、ここまで色々な国で勢力を持つと危険だな、と感じています。その一端を担っているのがインターネットを媒介としたツイッターやSNSなどと思うのですが、そういう世の中になってしまったのでこれが後退するとは思えません。
ならば意見の違いはあれ代表者を決める市民がもっと政治や経済の理解について成熟する必要があるでしょう。それを放棄するととなると情報を操作することで市民を統制するどこかの国の政策の方が正しい、ということになりかねませんから。
2017年2月5日(日)
スーパーボウル見ました、そしてふて寝
午後から仕事のためオフィスに出かけましたが、5時前に早めに帰宅。ピザとおつまみの準備をしてスーパーボウルを観戦しました。どちらを応援したかというと、もちろんファルコンズ。南部のチームだし、ここルイジアナのチーム、セインツが所属するNFC南地区のチームでもあるからです。それ以上にペイトリオッツが好きでないのは言うまでもありません。ただ戦力的にみると守備がいいペイトリオッツが有利かなとは思っていました。
ところがです。前半は完全にファルコンズペース。攻撃と比べてへぼいと思った守備も、4メンだけのパスラッシュがよく効きQBブレイディ―が投げるタイミングを微妙に狂わせていました。
相手のレシーバー群も以前のランディ・モスのようなエリートが居らず、信頼出来たTEグロンコウスキーもレギュラーシーズン中の怪我で欠場。Subparな残りの選手は案の定平凡なミスを続けて、21-3。ファルコンズの一方的な試合だと思われました。
ここでレディーガガのハーフタイムショー。ピザやジュースを頬張る。そして後半、ファルコンズがさらにTDを決めて点差を広げました。一方ペイトリオッツは時間をかけてランプレーでTDを取るも、TFPを失敗。3ポゼッション差のままで試合が流れていきます。
あぁ、50数年のフランチャイズヒストリーでようやくアトランタがスーパーボウルで勝つなと思い始めていました。
自分はここで前回ファルコンズがスーパーボウルに出たときを思い出しました。確かあの時監督はダン・リーブスだったよな、とかジャマール・アンダーソンがダーティバードダンスをTD後踊ってたよなぁとか。
ところがここからアトランタの悪夢が始まりました。絶対やってはいけないミスの連発。前半はあれだけ効いていたパスラッシュが効かなくなり、それに呼応するかのようにパスを取られていく。ブレイディもポケットで落ち着きを取り戻し始めました。
それでもどこかのシリーズでフリオ・ジョーンズがサイドライン際で格の違いをみせつけるスーパーキャッチ。FG圏内にボールを進め、このままFGさえ入れれば逃げ切れると思いました。
しかしその後コールしたランがロス、さらに次のプレーでホールディングの反則を犯し自ら圏外へ。おまけにQBライアンが最悪のファンブルロストで流れが完全に相手にいきました。あまりのひどさに「Are you killing me?」笑ってしまいます。
その後の結果は既報の通り。でもプロとして3Q途中25点差からの逆転なんて許されるわけないでしょ?ペイトリオッツの劇的なカムバックじゃなくて、ファルコンズの自滅でしょう?コーチ陣は何を指示してたんでしょうか?最後のキックオフだってリターンすべきではない。数秒を惜しんでタッチバックにし、25ヤードから攻撃を始めるべきでした。
しかも勝っていたのにこの時点でタイムアウトがないってどういうこと?完全にコーチングのミス。選手が若いって言ってもお前ら何年フットボールやってんだよ。それなのに試合後のアトランタのヘッドコーチがインタビューで自分らもよくやったが、相手が少し上だったってどういうこと?勝てた試合を自分のせいで負けにしてしまい選手に申し訳ないって言って欲しかったです。自分がGMなら奴は解雇だな、か・い・こ。
ものすごーく気分が悪くなり、その後これとは別に楽しみにしていたドラマ24を見ないでふて寝しました。本当、ファルコンズを応援していたものとしては最悪のゲーム。あーつまらなかった。
2017年2月3日(金)
マイケル・ビック正式に引退
スーパーボウルを週末に控え、大学(というかうちの学部)でもその話題で持ち切りだった。身近なところでは先学期から入ってきた新しい教員と帰り際に30分ほどこの話題で話し込み、結果Div2とはいえ彼が大学でTEをプレーしていたこと、自分は日本でCBやSFをやっていたことがわかると大盛り上がり。来季は一緒に大学のフットボールを観に行くことを約束しました。
さてまた一時代が終わったな、という話。元アトランタファルコンズのマイケル・ビックがそのチームがスーパーボウルで戦う前に正式に引退を表明しました。
Former Falcons QB Mike Vick 'officially retired'
2001年のドラフト1巡1位指名、アトランタが指名権をトレードアップして獲得した選手でした。私もすでにアメリカにいたので彼がVirginia Techにいたころから活躍を見ていました。
彼は6シーズンをそのチームで過ごし、ファルコンズをプレーオフに2回、NFCのチャンピオンシップゲームに1回(つまりスーパーボウルの一歩手前)導きました。
その後、違法な闘犬をやっていたことで逮捕され解雇。21か月服役した後、イーグルスに拾われ2010年にはスターターに戻ってカムバック賞を受賞しましたが、その後怪我もあってジェッツとスティーラーズでバックアップ、そして今シーズンは最後まで所属チームなく引退に至りました。
所謂典型的な(ステレオタイプに聞こえたらすみません)黒人QBでアスリートで走力があり、サックしようにも捕まらない、パスカバーしてもスクランブルで結局1st downを取られるという選手でしたが一方でパスはお世辞にもエリートレベルではありませんでした。
試合の結果は良くも悪くも彼の出来次第でコーチとしては使いづらかったと思いますが、一方で個性もありNikeの広告塔としても活躍しました。
自分が好きだったNikeのCM、Michael Vick experience
VIDEO
"So now I think I'm officially ready, I'm ready to move on to different things in my life and different facets of my life."
(だから今、公に準備できたよ。人生で異なること、異なる局面に向かう準備が出来た。)
賛否はあれプレースタイルで一世を風靡したマイケル・ビック、お疲れさまでした。今後の別な活躍に期待します。
2017年2月2日(木)
H-1B(米国労働ビザ)の行方
アメリカが新しい大統領になってから大統領令が連発されていますが、自分の現在のステイタスであるH-1Bも例外ではないようです。色々な推測記事をネットでみることが出来ます。例えば:
個人的な意見を言うとH-1Bって雇用主のスポンサーがないと取れず、転職するにしてもいちいち取り直すのでF-1のOPTより柔軟性もなく、不便なビザだなと思ってました。今年の終わりに書き換えになるため色々記事を読んでみてはいるのですが、自分の場合どうなるかまだよくわかりません。
大学側はH-1Bビザにはどんな場合でもサインする、というコミットメントをもらっているので、維持するために次回のビザ更新時にはお給料を$130,000とかにしてくれるのでしょうか(笑)?
自分の場合時間はかかりましたが、アメリカで学士以上の学位を取り、OPTも使い切り、現在tenure-trackのポジション(もちろん公募)までたどり着きました。これでビザ維持出来ないことあるのかな、と思うのですが、楽観しすぎはいけませんね。
弁護士とも相談し、動向を見守ることにします。
2017年2月1日(水)
たたら侍を鑑賞して@バイユー映画祭
Bayou Film Festivalの大トリに上映された「たたら侍」を見てきました。日本公開前でありネタバレするのは適当ではないため内容は書きませんが、メッセージ性のある、また米国では新しい大統領が進める政策に対してアンチテーゼとなるような、非常に考えさられる映画でした。また海外に長くいるせいかあのような日本のきれいな風景は心にぐっと入ってきて、私の琴線に触れました。
後日、全米の普通の映画館でも公開されるかもしれないとのこと。ここから行ける範囲であればまた行って、あらためてこの映画から感じ取れるメッセージを考えてみたいなと思っています。
追伸:今回映画上映の前に関係者の方々がラジオ局でインタビューを受けた(生番組)そうですが、そのラジオ局が大学内にあることを知りませんでした。なんとこのラジオ局、日本の歌専門の番組があることを知りさらにびっくりです。
アメリカ中部時間で月曜11時、土曜日の朝3時の放送でかなり本格的に放送されています。詳細は以下のFBにて。日本からも彼らのHPからインターネット上で聞けます。
Japan Dukebox KRVS
Japan Jukebox KRVSのFBのページ