2017月1月
2017年1月31日(火) 突然ついた肩書

現在の職場で働き始めて2年目。1年目は授業を教えることとグラント書きに専念出来たが、2年目に入りいよいよそれ以外の仕事が増えてきた。本音を言えばほとんどの時間をリサーチに費やしたいのだが、固定給の部分、そして10%はadministrationをやることと契約書に書いてあるので、やらなきゃいけない。

うちの学部は生徒数が多いため、生徒に対して他の学部ではありえない数のアドバイジングをこなしているが、それだけでは許してもらえないらしい。

今回はいつの間にかラボコーディネーターという肩書を持つことになった。本来上司から言われていた時期は「来年」からだったが、色々あって今になったようだ。何も前フリもなく「すぐよろしく」とのこと。

日本だと内示とかあるが、自分の場合、確認したら学部の案内板にもその肩書がついていた。普段仕事遅いのに、こういう時は早かったりする。

だんだん仕事がたまってきて、テトリスで最後に判断も出来ずにゲームオーバーになる場面に近づいている感があります。ルイジアナ州の高等教育に関する予算が厳しいのはわかるけど、現場もそうとうアップアップしています。

どうにかならないものかな、と。

2017年1月30日(月) 大統領令による入国一時停止と大学側の対応

皆さんが知るとおり大統領令によって7つの国からの米国への渡航を一時的に禁止するようになりました。昨日のニュースではそれに反対するAttorney Generalが彼が出演したTV番組さながらに即刻クビになったようです。

うちの大学でもこれらの国から来ている留学生や教員がいるはずなのでどうなるのかなぁと思っていたら、案の定学部長と学長からそれぞれメールが来ました。

内容を全て出すのは不適切かと思いますが、要は憂慮の意と何かあったら報告してくれ、というのが学部長から。学長からは大学の多様性へのあらたまったコミットメントとサポート、そして詳細がわかるまでこれらの国出身の人は国外に出ることを控えてくれという連絡でした。大学側もコントロール出来ない事柄だけに、十分に予期できた当たり障りのない範囲の内容ですけど、ないよりはあったほうがいいでしょう。

現在の大統領がいいかどうかどうであれ、彼の政治判断の行方に今まで以上に関心を示さないといけなくなったことは事実のようです。

2017年1月29日(日) 大学主催の高校生リクルーティングイベントに参加

日本語でブログをつけていて気づいたことが。自分の住んでいる町Lafayetteをラフィエット、と表記しているが、どうもこれでは検索に引っかからないらしい。ラファイエットといれると、たくさんの検索に引っかかった。

Lafayetteという地名がもともとフランス語から来たことは疑いがない。アメリカで通常Lafayetteと言ったらPurdue大学があるインディアナ州のWest Lafayette、その隣のLafayetteの方が有名であろう。しかし当時からLafayetteを「ラファイエット」と発音したことなければ聞いたこともない。少し調べてみた。

これが自分が認識する発音と近い


ただこんな発音もあった、日本語表記に近いか


さらにこんな動画も。How do you pronounce LaFayette?


確かにノースカロライナにFayettevilleとかあるから「ラフェイエット」と読むのはあるかなぁと思うが、2つ目は全く聞いたことがない。くどいこと言えば3番目の動画に出てる人の奥さんで英語の教師も1番目の発音をしていた。

因みに自分の場合アクセントはラフィエットの「エ」(細かくいうとエではなくイェに近いが)に置き、日本語で読まれる「ファ」ではない。

どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、気になったので書いておきました。自分の場合は自分が使う今ままでの「ラフィエット」と表記することにします。

でも標準のフランス語だとどう発音するんでしょうね。

2017年1月28日(土) 大学主催の高校生リクルーティングイベントに参加

土曜日でしたが大学が年に数回主催する高校生及びそのご父兄向けのリクルーティングイベント、オープンキャンパスに駆り出され参加しました。当たり前ですが私は自分の学科(Exercise Science)の担当でした。

学部の特徴、授業、リサーチそして将来的な就職先を主に話しましたが、以前も書いたように医療系の仕事に子供をつかせたい親御さんが多いこと。PT・OTスクールの合格率やコネなどを聞かれましたが、別にそれらの学校に行かせる予備校ではないんですよね。

一般に卒業後それらのプロフェッショナルスクールに行くにはいいGPA(評点平均)に基準以上のGREの点数、十分な動機と経験、そして推薦状なんですが、大学はどちらかというと授業を通じて彼らを振るい落としたり、適正をみたりする側で、必ずしも彼らの希望に応える側ではないんです。

誰でもいい成績あげてGPA良くし、過大評価の推薦状書いてそれらの学校にぶちこんでも、そこで卒業に至らずもしくは国家試験に受からずに別の道に進むぐらいなら、学部時点でプランBに移行した方がいいと個人的には思っています。

もちろん卒業生もそれなりにいるし、インターンシップの機会や出願までのノウハウは提供しますが、プロフェッショナルスクール合格までに至るには本人の努力と我慢次第なので、あまり彼らが求めている数字は意味のないことだな、と考えていました。

数字だけ上げるのならアスレチックトレーニングのように生徒を途中から選抜制にして、その中でも受かりそうもない子をキックアウトさせればいいだけですから。

しかしリクルーティングの一環ですから話はオブラートに包まないといけません。特にうちの学部は学生数が多く、いまだにその数字が毎年伸びていますから大学側からすれば「ドル箱」なんです。

その点で事実を全て話せないジレンマが多いセールストークでした。

2017年1月26日(木) 大学のニックネームを冠した商品の開発

大学からのニュースレターで大学とコーヒー屋さんが共同でカスタムブレンドのコーヒーを作り、販売し始めたそうです。

Mello Joy, UL Lafayette unveil custom-blend coffee

メロージョイはラフィエット市に拠点を置くコーヒー会社で、現在は買収されて確か同じルイジアナのバトンルージュに拠点を置くCommunity Coffeeのブランドの1つと聞いたことあります。どちらにしても地元の企業といえるんでしょうか。

その会社と組んで、中央及び南アメリカで産のアラビカ豆を利用した香りのあるフレンチローストコーヒーを自分の大学のニックネーム「Ragin’ Cajuns」を冠として売り出すそうです。

経済学とかマーケティングには疎いのですが、こういうことをすることで消費者の購買意欲は増すのでしょうか?記事をよく読むと売上のいくらかが大学やアスレチックスに還元されるみたいです。ただ寄付するよりは敷居が低くなりますね。

本格的な展開はこれからですが、地元ですので購入して一度飲んでみようかなと思います。

大学発のコーヒー

2017年1月25日(水) きのこの山、売れ悩み、ラフィエットの方ご購入を

自分のオフィスがある建物から40分ほど離れたNIRCでミーティングと仕事をしてきた帰り、どうしてもおトイレに行きたくなり、コストコによりました。無事用を足した後、折角なので店内を少し歩きました。するとふと先日ブログに書いた「きのこの山」のことが頭に浮かびました。売れているかなぁと。

気になってその売場に行くと、あー、残念ながらそれほど売れているとは思えません。もし店員が棚を補充していないと仮定すると、まだ売れたのは10個程度です。これではまずい、と思い大学に戻る帰りですが2個買っておきました。きのこの山大ファンとしては、今後も継続されて入荷していただきたいのです。

ということで、ラフィエットの皆様、ルイジアナにお越しの皆様、もしよろしければ「きのこの山」のご購入をコストコでお願い致します。

私は継続してきのこの山が食べたいのです。

2017年1月24日(火) たたら侍がルイジアナ・ラフィエットの映画祭で上映!

最近よく行く近所の公立図書館で調べものをしていたら、ここルイジアナ州ラフィエットで明日から8日間にわたって映画際が行われることがわかりました。

Cinema on the Bayou Film Festival

もう12回目のようです。図書館の案内だと映画やパネル、文化的な交換を通じてケージャンやクリオールの文化の理解を深めることが目的のようです。

それじゃフランス圏の映画が多いのかなと思ったら、、、日本発の映画がたくさん上映するではないですか。特に「Tatara Samurai」は最終日トリで上映されるようです。日本語で映画を見られるとあって迷わずチケットを買いました。でもどんな映画なんだろう?

たたら侍(日本語公式HP)

すでにモントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞、インドのディレクターズ・フォートナイト・コルカタ映画祭で金の女神賞(グランプリ)に輝いたようです。それなのに日本公開は5月20日。その他パキスタンやロンドンなど海外の映画祭でも見れるようですが、それでも日本より早く見れてラッキーかな。

日本映画は主に1/31の12:30以降、2/1の1:00以降に短いもの、長いもの含めて20本ほど上映されるようです。

Schedule

ラフィエット近郊に住まれている日本人の方は私の知る限り総勢10数人程度しかいないので、近郊にいらっしゃる方はお時間を見つけて来ていただき、日本映画を盛り上げていただけたらと思います。

映画祭バナー

追伸 タブロイド紙のように一つの発言でそれが全てのように理解することは良くないが、こういうくだらない発言は一国の長としてそろそろ謹んでもらうことを希望。FOXの報道は昔から政府にべったりなのは誰でも知ってる。以下参照。

2017年1月23日(月) 今年の授業初め

今学期先週から授業が始まっていましたが、シラバスを配ってどうやって講義を進める、こういうことはしないでね、といったことだけを話したので、実質的な授業は今週からでした。今晩の授業は去年も担当したので慌ててパワポを1から作り込むことはないのですが、それでも色々と反省があって、また新しい情報を加えたかったのでそれなりに時間をかけて作り直しました。

久しぶりに3時間近くしゃべり続けるのは疲れました。座っていた生徒も同様だったかと思います。大学院の授業で週1回しか会えないので色々な内容を詰め込まないといけないのですが、一方で人は3時間も集中出来るわけもなく、ましてや夜の授業だけに聞いているだけだと眠くなるのも必然です。

どうにかメリハリつけて、学生も起きていられるよう能動的にしゃべる機会を増やして、適度に休憩もとって、やっていこうかと思っています。

飛行機から取ったラフィエット市付近の写真、はい、緑が多いです。

ラフィエット市俯瞰図

2017年1月22日(日) グリーンベイ敗退に思うこと

今日のNFLの試合、どちらの試合も一方的でした。グリーンベイとアトランタの試合はいつも通り後半から見ようかと思ったのですが、テレビをつけようとした時点で31-0と大差がついていたことがわかったので辞めました。

先週も指摘したように守備セカンダリーのザル度が露呈したようです。ファルコンズのJ.Jonesにやられまくりました。今シーズンけが人が多くて特に守備は本来の姿ではないかも知れませんが、スタメンが全員揃ったとしても強力とは思えません。

一方で比較的安定していた攻撃ラインの数人がFA市場に出るようです。ドラフトではどのポジションを優先して取るんでしょうか、関心はもうそちらに向かっています。ジュリアスペッパーは引退かなぁ、まだやるのかなぁ。

探したらQBのロジャースも同じようなことをコメントしていました。

Aaron Rodgers: Packers need to 'reload a little bit'

チームを再建(rebuild)するほどではないけど、補填(reload)が必要だ、と。でもグリーンベイは日ハムのようにお金には厳しいからFAでそれほど引き止めるとも思えないし、来年は陣容がかなり変わるんじゃないかなぁ。

ドラフトでもGMが好むトレードダウン繰り返して下位指名の選手を増やし、その中から数人拾い物があればっていう戦略を今年はとるのではないかと。

2017年1月21日(土) iOS非対応プリンタ・プリンタサーバ経由でiPad等から印刷する方法

昨日の続きです。

構築したネットワークでWindows機器からはワイヤレスで印刷出来ましたが、iPadやiPhoneからは出来ませんでした。プリンタサーバがiOSに対応していないからだと思いますが、一応ネットで紹介されていたiOSのアプリ、例えば

  • ePrint(HP用?)
  • Brother iPrint & Scan(プリンタがブラザー製のため)
など試しましたが、プリンタサーバ経由のプリンタを認識出来ないか、認識しても印刷出来ませんでした。

昨日書き忘れましたが、多少お金を出していいのならプリンタサーバはLantronix xPrintServerみたいなのがいいかと思います。どんなプリンタでもAirPrintを可能にしてくれます。

仕方ないのでGoogleクラウドプリントを利用すべく、ChromeをiOS機器(例えばiPadやIPhone)にダウンロードし、色々なサイトですでに書かれている方法で設定を行いました。

自分が参考にしたサイト
PCからはすぐにうまく行きました。しかしiPadからはChromeでgmailやGoogle Driveでファイルを開いた時のみ、印刷出来ました。

Chromeで閲覧しているウェブページを直接ワイヤレスで印刷することは出来ませんでした。「共有」でプリンタが見つからないのです。

理由を少し考えてみましたが、今回のネットワークはWindows PC(つまりChrome)がプリンタサーバをやっておらず、受け手がいないからうまくいかないのかと想像しました。

PCをプリンタサーバとした例はここ
自分の場合もプリンタをWindows PCにUSB経由で接続すればこの方法が取れるますが、普段使用しているPCをプリンタサーバにするのは好みでないし、ネットワーク構築上分業の点からも余りスマートとは思えません。

つまり上のサイトにも書いてありますが、専用のアプリが必要かなと。また以下のサイトも内容の勝手な理解の手助けとなりました。あってるとは限りませんので悪しからず。

参考サイト:
そこで専用のアプリを検討しました。
Lite版があるものはそれで試しましたがプリンタを認識出来てうまくいきそうですが、アプリの値段がひっかかりました。iPadからの印刷を恐らくメインで使うわけではないので、もう少し安くとりあえず使えるアプリがないかなと思って探したら、ありました。
値段は$0.99です。導入してみるとプリンタを認識し、無線からもウェブサイトの印刷出来ました。ブラウザから直接ではなく一旦pdfにしてから印刷していました。

残念な点は印刷ページを指定出来ず(全てのページを印刷)、折角プリンタは両面印刷出来るのにこのアプリからは片面印刷しか出来ません。しかし一応一通り出来るようになったのでこれで終わりにすることにしました。

iOS機器からの印刷する機会が増えるのなら上のアプリにアップグレードすればいいだけの話ですから。

以上、wifi機能のないプリンターに古くて安いプリンタサーバを取り付けて、Windows PC、iPad、iPhone全てから無線で印刷出来るようにした件でした。同様な構成でもっと簡単に出来る方法をご存知でしたらご指南いただけると有り難いです。

2017年1月20日(金) LANボードなし、AirPrint非対応プリンタに古いプリンタサーバを接続、ワイヤレス印刷をWin 10から可能に

今日はアメリカの新大統領の就任式でしたが、大学では特別話題には上りませんでした。金曜日で通常よりは人手が少なかったからかも知れません。私自身も式そのものには特に関心はなかったので、後からニュースを観て様子を伺った程度でした。

さて今日は備忘録。自宅のプリンター(Brother HL-L2320D、Wifi機能なし、Lanボードなし、勿論AirPrint対応なし)を無線でも印刷出来るよう、ケーブル会社から借りているルーター機能付きモデム(NETGEAR、N450)にかなり昔に買ったプリンタサーバ(Networking USB 2.0 Print Server、Monoprice、現在の価格で約$17)をLANケーブルで繋げることにしました。

結果から言うとプリンタサーバのHPで対象外のWindows 10からも全て問題なく印刷出来ますが、iPhoneやiPadからはGoogleクラウドプリントを利用してもChromeで開いたGmailやGoogle Driveからメールやpdfを印刷出来ても、どうもウェブブラウザで観ている内容を直接印刷することは出来そうなのに出来ませんでした。

なお私はコンピュータ会社の営業を18年前に少ししていましたが、ネットワークの知識は初心者レベルですので、設定以外難しいことはしていません。

さて今回構築したネットワーク図(IO DATA公式サイトの図を一部引用

ネットワーク図

また参考にしたサイトは以下のサイト(英語)です。一部を除いてほぼこの手順でうまくいきました。このプリンタサーバにあったCD-ROMを紛失し、プリンタサーバのホームページにあるDistribution Discの内容をダウンロードしてもWin 10で動かなかったので、手動で設定しました。

なお私のPCは英語版のWindows 10が入っているので翻訳が少しおかしい所もあるかも知れませんが、ご容赦下さい。

How do I setup my Network USB Print Server without using the included CD?

手順:
  1. プリンタサーバを取り付ける前にPC(Windows 10)にUSBで直接プリンタに繋いで、プリンタードライバをインストール。テスト印刷して成功を確認。
  2. プリンタの電源を切る。
  3. プリンタをUSB経由でプリンタサーバに物理的に接続。さらにプリンタサーバとルーター機能付きモデムをイーサーネットケーブル(LANケーブル、RJ45の口)で物理的に接続。プリンタサーバの電源を入れ、さらにプリンターの電源を入れる。
  4. TCP/IPポートを手動で作る作業へ。左下のウィンドーズを左クリックして設定(Settings)→デバイス(Devices)へ。
  5. 先程インストールしたプリンタを探して左クリックし、「管理」をさらにクリック

    管理

  6. プリンタのプロパティ(Printer properties)をクリックし、さらに「ポート(Ports)」タブをクリック。そこで「ポートを追加(Add ports)」をクリック。
  7. 標準TCP/IPポート(Standard TCP/IP Port)を選択し、新しいポート(New Port)をクリック。するとTCP/IPプリンタポートウィザード(TCP/IP Printer Port Wizard)が開きます。

    ウィザード

  8. プリンタサーバのIPアドレス(以下参照)を入力します。ポートネームは変更出来、私は「USB Server」としました。「次へ」をクリック。

    ポートを追加
(注)ここに入れるIPアドレスはルータがDHCPで割り振るローカルのIPアドレスの1つを入れます。私は英語のHPの通りこのプリンタサーバのデフォルトである192.168.1.139を入れてしまい、最初繋がりませんでした。

自分のルータが振るIPアドレスを調べるには、PCにネットがつながっている状態でウェブブラウザのURL欄に直接ルータのIPアドレスを打ち込み(通常ルータの側面にデフォルトのIPアドレスの記述あり。もしくはルータの説明書を読んで下さい)ログインすればわかるはずです。私の場合は以下の通りで、振られる番号は192.168.0.xxx(xxxには2から254まで)でした。

ルーター設定
  1. しばらくポートを検出しようとしますが出来ず、マニュアルでポートの設定をします。
  2. 新しい画面が開き、ポートのさらなる情報を求められます。「カスタム(Custom)」をクリックし設定画面を開きます。プロトコルをLPRに変更し、キューの名前を「LPR1]、そして「LPTバイトのカウントを有効にする(LPR Byte Counting Enabled)」にチェックを入れます。OKをクリックしてこの画面から抜けます。

    ルーター設定2

  3. 「次に(Next)」をクリックし、「終了(Finish)」をさらにクリックします。「Devices」以外全てのウィンドウを閉じます。
  4. 今設定をしたプリンターを選択し、手順5と同様に「管理」をクリックします。次の画面でプリンタのプロパティ(Printer properties)をクリックして、さらに「ポート(Ports)」タブをクリックします。そこで元の標準USBポート(Standard USB port、自分の場合USB001)にチェックを入れます。ここでさらに今作った標準TCP/IPポートが見えるはずで、次のステップで使います。標準USBポートを残すのはPCに直接USBを接続して印刷する時に使うためです。
  5. 「プリンターとスキャナーの追加(Add printers & scanners)」で(「プリンターの追加(Add a Printer)」をクリックします。プリンタがリストにない(The printer that I want isn't listed)をクリックします。
  6. 「存在するポートを使う」から新しく作ったTCP/IPポート(自分の場合USB server)を選択します。
  7. 次の画面であらためてプリンタの製造元とプリンタドライバを選択します。「次へ」をクリック。
  8. 「すでにインストールされたドライバを使う」をクリックし「次へ」をクリック。数秒後に「テストページの印刷」か聞かれるので実行して印刷出来るか確認。これで基本は終了。
これでうまくいくと思うのですが、自分の場合(注)の通りプリンタサーバの設定で間違ったIPアドレスを降ったためpingを打ってもプリンタサーバから応答が来ず(つまりそんなIPアドレス(デフォルトの192.168.1.139)はこのルータがふるローカルなネットワーク(192.168.0.xxx)に存在しない)うまくいきませんでした。

それに気づいてからはIPアドレスを直し(192.168.0.139)、さらに以下の作業を念のため追加したところ印刷出来るようになりました。
  1. ブラウザからルータのIPアドレスを入れて、ルータの設定ページに。DCHPのリザーベーション・リース情報(DHCP reservation lease information)にルータのMACアドレス(機器に固有、これもルータの側面に記述してあった)と訂正したIPアドレス(192.168.0.139)を入力して「追加(add)」をクリック。ルータが再起動して、その後PCからpingを打っても無事プリンタサーバからエコーがあり、印刷出来るようになりました。
以上です。実はiPadやiPhoneからも印刷出来るようにしたかったのですが、古くて安いこのプリンタサーバはiOSに対応しておらず、このままでは出来ないことがわかりました。これから無線で印刷することを検討する方は少し高くてもwifi対応のプリンタ、もしくはAirPrint対応のそれを購入するのが楽かなと思います。

投資を迎えたければプリンタサーバ機能があるルータ(例えばWN-AG300DGR、今日現在アマゾンで4,500円)、もしくはプリンタサーバ(例えばC-6800GB、この場合ルータは既存のままでiOS機器からも印刷可能)を購入するのが手でしょうか。

上記で設定したプリンタサーバでGoogleクラウドプリント利用によるiOS機器からの印刷の検討は、長くなったのでまた次回に紹介したいと思います。

2017年1月19日(木) ルイジアナ州、今年も予算が足りない

今ルイジアナ州では気にはしているけど気にしないようにしていることがある。それは大学以上の高等教育やヘルスケアシステムにおける致命的な予算の欠如だ。

Louisiana budget deficit to hit $313 million -- bigger than previously thought, meaning more cuts

これは今に始まったわけではなく、昨年度も$300Mほど足りず、メディケイドの支払いを1回しないで凌いだらしい。それが1年経っても解消せずさらに膨らんでいるわけ。

この足りない額がどれくらいかというと、まともに解消するのなら州のフラッグシップ大学、生徒数が31,000人程度いるLSUを閉校ぐらいさせないといけないぐらいの数字。現在自分が在籍する大学(生徒数は17,000ぐらい)をつぶしても全く足りないようだ。

この足りない数字を各大学がどれだけ負担するか、とっくに州から降ってきていいのだが、それがまだはっきりしない。予算削減があるのはわかってるけど、連絡ないから対応できず戦々恐々としているのが現状。でも今学期も始まったしね、いつも通りにやるしかないのが現場の人間の務めなんです。

LSUもそうだが、うちの大学も今学期、幸いそれほど生徒数にそれほど減少は見られなかった。TOPSというルイジアナ州独自の奨学金制度が補助の対象を100%から今学期は40%程度まで減らしてでも、である。親にしてみれば大きな負担だと思うが、それでも長い目でみれば大学卒業する価値はあるんだろう。あらためてそれに見合う授業をしなければ、と気を引き締めている今日この頃。

しかしうちの大学というか学部、こんな予算削減時期によく自分みたいな外人雇ってくれたなぁ。ありがとう。

2017年1月18日(水) iPad Proと格闘中

以前12.9インチのiPad proにキーボード付きのカバーを購入して使うことにした、ということを報告しました。ラップトップのようにして使ってみよう、という意図です。

Snugg製iPad Pro 12.9用のキーボード、カバーを検証する

基本毎日バッグの中に入っています。普段車での移動なので、重さは気になっていません。むしろバッグに入っていることを常に意識させてくれるので、もしどこかに置き忘れても逆にすぐに気づきそうです。

まずメールですが、大学が提供するZimbraのウェブ版は非常に使いづらいので、Sparkを使い始めました。まだ使い方を熟知したわけではないですが、メールの確認、返信はこれで出来るようになりました。またブラウザはPuffinを使用しています。Safariよりは速く快適です。

問題はpdfの論文を読むこと。ウィンドーズのようにファイルをローカルにダウンロードして読む、というのはiOS余り得意でないようです。個人的に使いたくないのですがAcrobat readerを入れてDropboxから取り急ぎ読むことにしました。ただまだこの感覚、慣れていません。改善の余地はありそうで必要なら有料版のソフトを購入することも検討しています。

それとエクスプローラーのようにファイル構造が見れないとどうも不便なのでDocuments 5を入れてみました。まだまだ試行錯誤中ですが慣れてきたら便利かな。

画面を直接触る、という操作もそうですが、恐らくウィンドーズとは全く違う概念でiOSに慣れ親しむ、ということが必要なことを痛感しています。ウィンドーズなら出来たのに、と嘆くより何がこれで出来るか、その場合どうやるかを覚えていき使いこなした方が良さそうです。

そもそもiOSの思想を理解しないといけませんね。

2017年1月17日(火) 世界一大きなガソリンスタンド、Buc-ee's

I-10をラフィエットからヒューストン方面に行くと、テキサス州のBaytownという都市で非常に大きなガソリンスタンドがある。出口だと791になるんだろうか。大きいだけでなく、給油施設の数が半端ない。日本はおろか、アメリカの他の都市でもこんなに大きなガソリンスタンド見たことない。前回ヒューストンから戻るときに初めて立ち寄ってみた。

Buc-ee's
4080 East Freeway, Baytown, TX 77520

バッキーへの地図

ホームページを観るとテキサスローカルで年中無休24時間営業のガソリンスタンドらしい。給油施設は以下の写真のように全く入り切らない。

バッキーの給油所

ここのアイコンはビーバーである。一つの給油施設の写真を撮ってみたが、番号が214。えっここに200台以上もあるんですか?

バッキーの給油パンプ

以下の動画で端から端まで写しているので、規模がわかると思います。


まず給油しましたが、他の場所よりも10セントぐらい安かったです。これは有り難い。

中に入ってみるとそれもガソリンスタンドとは思えない広さ。トイレも非常にきれいでした。たくさんの食べ物や飲み物、そしてここのグッズやテキサスのお土産が売っていました。キャラクターが可愛いので不覚にも買ってしまいました。

WikiによるとテキサスのNew Braunfelsにある店舗が68,000 square feetあって世界で一番大きいコンビニたどか。ここのベイタウンの店舗も60,000 square feet以上あるそうなので、かなりの規模かと思います。

BUC-EE'S OPENS MASSIVE NEW LOCATION IN BAYTOWN

アメリカ、というかテキサスを強く感じさせてくれるガソリンスタンドで給油したいときは是非立ち寄ってみて下さい。結構面白いと思います。

2017年1月16日(月) ヒューストンの美味しいジェラート屋さんへ

アメリカでは昨夏に公開されていた「ジェイソン・ボーン」をDVDで借りてきて観ました。いつも通り近所のWalgreen横にあるRedboxから借りてきました。税抜きで1.5ドルです。

映画『ジェイソン・ボーン』公式サイト(日本語)

日本だとまだ劇場で上映中みたいなので、ネタバレにしないようします。前作の3作は一応観てますが、内容はあまり覚えていませんでした。

要は失った記憶を取り戻してどうして現在のような境遇になったのか、それを辿ってそのような計画を立てた人に復讐する、といったストーリーかな、と理解していました。今回はさらにそのような役まわりになった過去、特に父親がどうしたか、に触れていたかと思います。

映画館と違い、家だと英語でも字幕読めるので楽です。今回の感想を言うと、マット・デイモンも歳取ったなぁと。アクションも以前より控えめな感じがしました。それとも見慣れてしまったんでしょうか。あと相手のやりての若手の女性、スウェーデン人の女優さんだそうですが、凛々しく綺麗でした。

英語も上手で羨ましいです。

2017年1月15日(日) ヒューストンの美味しいジェラート屋さんへ

昨日、今日とNFLのプレーオフの試合があり、夕方からあったグリーンベイとダラスの試合を3Q途中から観ました。パッカーズファンには失礼ですが、3Q時点でパッカーズが勝っているを観てびっくりしました。けが人もあり、今年のパッカーズのディフェンスはザルだと思ったからです。特に両CBがひどくて、相手エースレシーバーに全くマッチアップ出来ない印象があったのです。

試合を観始めてわかったのは、QBロジャースが完全にゾーンに入っていること。レシーバーだってネルソンが怪我で出場できず明らかに質が高くないのに、それでもポケットで時間を作ってはパスを通す。レシーバーの落球にもそれほど感情を見せず、また同じレシーバーに我慢して投げ続ける。ランゲームだって急造のRBでしょぼく、とても使えるようには思えないのにどうにかボールを前に進めて点を取ってしまう。QB一人でここまで攻撃のテンポを変えられるなんて本当にすごいと思いました。ただ目立ってないですがOLは比較的安定してますね。特にパスプロテクションがいいです。

逆にカウボーイズですが、観始めてからは全く止まらなくなりました。エースレシーバーのブライアントにパスを投げれば全部通るんじゃないか、と思うぐらいでした。ランも出ていました。本来ならばこちらが勝たないといけないゲームだったと思います。3Qまで何が起きたんでしょうか?グリーンベイのゲームプランがそんなに良かったんでしょうか?

最後に、どちらのキッカーも非常に優秀でした。こんな息が詰まるような場面で50ydsを超えるFGを何度も入れ合うところが、このゲーム最大の見どころでした。まさにプロ、という感じでしたが、もしカウボーイズの敗因を探すとしたら、冬でも条件よく蹴れる人工芝の室内スタジアムをホームにしたからではないか、と考えることしか思いつきません。

2017年1月14日(土) ヒューストンの美味しいジェラート屋さんへ

前回行ったヒューストンネタの小出しです。美味しいと評判のジェラート屋さんに立ち寄りました。Amorinoというお店です。River Oaks districtにあります。

Amorino(会社のHP)
Amorino Gelato(こっちのが見やすい)

4444 Westheimer Rd., Ste. C150, Houston, TX 77027
Mon-Sun: 12-10pm
I-610 を挟んでショッピングモールであるガレリアの反対側

アモリーノへの地図

イタリア人がオーナーですが、ジェラートとシャーベットはフランスで生産されているものだとか。

お店の看板、東京にはまだないの?

看板

引いて撮りました

引いた写真

ディスプレーはこんな感じになっていて、注文に応じてお花の形をしたジェラートを丁寧に作ってくれます。

ディスプレー

今回うちらが食べたのはこんなものでした。オロオロして注文したので、何が成分だか忘れました。

ジェラート

カフェラテも頼みましたが、濃厚で美味しかったです。もっともお値段も高めでそれ相応かも知れませんが、このあたりでショッピングをされる方ならこういうお店がふさわしいかと。

2017年1月13日(金) きのこの山あった@コストコ

帰り際にコストコに寄って買い物をしたところ、自分が大好きなチョコレートが目に飛び込んできました。

Chocorooms

きのこの山

そうきのこの山です。このあたりでもWorld Marketとかで小さい袋を見かけていましたが、これだけの大量の山があるのには驚きました。

見ての通り入荷したてか、それともアメリカ人に知られていないのが、まだたくさんありました。

定期的に入荷してもらうためにも、ラフィエット付近にお住まいの皆さん、そしてルイジアナをたまたま通りかかってコストコに寄った皆さん、きのこの山をご購入下さい。

ささやかなお願いです。

2017年1月12日(木) NIHのグラント応募に関して、日本語の情報

以前ちょっと書いた通りこのクリスマス休みもグラントを書き、休み明け2日にリサーチオフィスに提出、個人的にどうして学内を通す(基本予算で問題がなければサインをもらうだけ)のにこんなに時間がかかるのか理解に苦しむが、9日の締め切りにどうにか無事提出された。やれやれ。

ただこれはプライベートの財団による公募(1年で完結する計画)で、NIHやNSFのそれではない。もちろん自分の最終的にはそういう所から複数年のそれなりの予算をいただくことだが、現状を鑑みると自分の分野に当てはまりそうならばどんな機会でもまずは出してみて幸運を祈るのが得策だと思う。そうやって資金を獲得して実験をしない限り大きなグラントに出せる基礎データすら揃わないし、論文を書く機会すら奪われてしまうから。

もちろんポスドク時にKアワード(K99/R00)とかAHAなど大きな組織からフェローシップでも取っていれば最初から大きなグラントを狙えたんだろうが、自分の実力不足やポスドクの上司のラボ運営方法など様々条件からそれが願わず現在のポジションに着いているので、もうそれをどうこう言っても始まらない。

過去を嘆くよりこれからいかに這い上がっていくか考える事が精神的にいいでしょう(ただし今後アメリカでアカデミアに進む人にこうなるな、という助言は出来る)。無論、今のポジションに就けたことですら運がよかったと思うし、選んでくれた現在の同僚には感謝の言葉しかないのは言うまでもないことですけどね。

ということで、ちょっとNIHのグラントについてあらためて調べてみました。英語で全て読めばいいのだが、読めるなら日本語での方が早いのでそれで検索したら非常に有益なHPを見つけました。

研究費のシステム (アメリカの大学)

記事も新しいし、見やすそうなので参考にさせてもらおうかと思います。あぁもう2年目の後半が始まる。中間審査まであと1年半。そろそろ目に見えた成果が欲しいです、努力賞じゃなくて。

P.S.自分が参考にしているサイト(英語)

Grant.gov

2017年1月11日(水) 今学期の授業が開始

先週からオフィスには出ていたものの、今日からは学生も本格的に戻ってきて大学は活気を帯びてきました。8月とは違い、それほど道に迷うフレッシュマンは見かけませんが、それでもこの教室はどこ?とうろうろする生徒は見かけました。それを自分が関係しないことには全く疎い私に聞くのもどうなんだろう?と思うけど、授業に遅れないように藁をもつかむ思いだったんでしょう。初日だからそれほど大したことやるとは思えませんが、間に合って無事インストラクターの話を全て聞けたことを祈っています。

さてカレッジフットボールが終わり、次のスポーツにシフトする時期になりました。バスケはまだ続いていますが、うちの大学の看板である野球やソフトボールに注目することにします。調べるとプレシーズンでは野球が全米14位、ソフトボールはまだランキングサイトを見つけることが出来ませんでした。

2017 Collegiate Baseball Newspaper’s Preseason Top 40 Released

野球はスタジアムも改修中のはずですが、どこまで完了したのか。ともあれいいシーズンになることを期待しましょう。

2017年1月9日(月) 全米大学アメリカンフットボール決勝戦の所感

今晩はカレッジフットボールの決勝戦でした。後半途中から試合を観ました。アラバマ vs. クレムゾンの対戦で全米1位と2位の試合でしたが、余り面白いとは思えませんでした。

今年アラバマの試合を見たのは初めてですが、1年生とはいえ全米1位のQBがこれほどパス下手なんですか?ポケットでも全く落ち着きがありませんでした。いいRBが途中から怪我で退場したようですが、アラバマってそれ程デプスが薄いのにこれまで全勝を維持出来たのかと思うと不思議でした。

クレムゾンは確かにオフェンスにタレントが揃っていたみたいですが、それでもアラバマのディフェンスが圧倒すると思っていただけに実際はしょぼかったですね。出ずっぱで疲労してたみたいですが。とにかく楽しめませんでした。

クレムゾン大ファンの方にはおめでとう、と申し上げますが、在学して多少なりとも親しみのあるGamecocksを応援しているのでオレンジ色の虎さんチームが優勝することは気持ちのいいことではありません。

クレムゾン側のサイドラインでちょこっと見かけたサウスカロライナ州の知事で次期国連大使を勤める女性が勝利間近にはしゃいでいるのも、言葉は悪いですがうざかったです。クレムゾン大卒業なので気持ちはわかりますが、それを差し引いても見ていて個人的に気分が悪い映像でした。

ふとサウスカロライナ大の留学生オリエンテーションか何かで聞いた話を思い出しました。話し手はインド出身の教授でしたが歓迎の最初の一言が「First of all, football is religion here.」。

そこに長く在籍していつの間にかそんな意識が染み付いて、未だに抜けていないのかも知れません。

2017年1月8日(日) アメリカでも少ない都会は夜型、その他大勢の田舎は朝型

今朝もかなり冷え込んでいましたが、日中は多少暖かくなった感がありました。午後からオフィスで仕事しましたが、暖房がなくても凍えることはありませんでした。少し肌寒いぐらいの気温が動くには丁度いいかな、とすら思います。

さてスーパーや珈琲屋さんの営業時間の話。ラフィエットにはホールフーズがあり、他の多くの店舗と同様夜10時まで開店していましたが、お客がいないのか去年の12月26日から営業時間が1時間短縮されて9時となりました。個人的には非常に残念です。

最近つくづく思うのですが、東京と違いアメリカの田舎街では朝方に生活リズムを変えないといけないようです。またか、と思われますがスタバはどこも朝5時から開いていますが夜は平日遅くて9時、本屋さんだってBook a Millionとかバーンズ・アンド・ノーブルだって10時までやっていたはずが、いつの間にか平日は9時で閉まるようになっていました。市の条例でも出来たのか?とすら疑いたくなります。

実際こちらで働いている人の話を聞くと、確かに圧倒的に朝型が多いです。普通の会社でも6時頃出社して、3時とか4時に帰る人はたくさんいます。裁量性労働が日本より認められているからでしょうね。これならスタバが5時に開き、9時に閉まるのも納得します。逆に以前読みましたが、東京に在住するアメリカ人は朝が遅いのに不便を感じていますもんね。

朝の活動が不便−米国人WSJ記者の東京生活記

朝型、憧れるけどなぁ、夜更かしも楽しいしなぁ。

2017年1月7日(土) 厳しい冷え込み@ラフィエット

恐らく全米でもかなりの地域で低温だったかと思うのですが、ここルイジアナも例外ではなかったです。

夜9時過ぎにスーパーに出かけたのですが、氷点下1℃でした。その後TVにを点けると夜の地元のニュースで「クレージーな気温」と表現されていました。

冷静に考えると-1℃なんて日本なら普通にあるのですが、ここ南部、ルイジアナでの温度だと非常に寒い、と言えるのでしょう。

Weather undergroundの記録を見てみると、今日の最高気温は34F(1.1℃)、最低は24F(-4.4℃)だったそうです。うん十分に寒いな(笑)。

因みに今日1月7日の観測史上最低気温は1924年の17F(-8.3℃)らしいので、もっと寒い日がかなり昔にあったようですね。

Historical Weather

2017年1月6日(金) ヒューストンのスペースセンターへ、その5

2階に降りて、飛行機内を見学しました。シャトルを運ぶ飛行機はアメリカン航空のボーイング747を改良したものだそうです。こんな小ネタ、昔だったらアメリカ横断ウルトラクイズで出たかも。

民間機だった名残のシート。実際はファーストクラスのシートだけを残し、スタッフがシャトル運搬のときに使用したとか。

確か6~8席ぐらいしかなかった

シャトル運搬飛行機内

機内では大きなスペースを利用して色々なものが展示されていた。

機内の展示

子供が遊べる体験コーナーも多かった。

体験コーナー

ここでもシャトルの歴史を学んだあと、機内を後にしました。何度も書いて通り今日(正確には午後)は空いていて見学はしやすかったです。

外に出るともう一つ見学出来るものが。打ち上げ前にシャトルのハッチに向かうまで通路が展示されていました。

これを通ってシャトルに乗り込む

乗り込み用のハッチ

船内から見るとこんな通路

通路

確かNHKか何かのドキュメンタリーを観た時、一応宇宙へ行くことは最悪の結果も想定していると耳にしました。遺書も残すとのこと。その番組でも紹介されていた乗船前に家族や親しい人に電話出来る装置がこれ。

今はネットが発達して国際電話もIP通話で無料だが、当時は高価でじーんと来ることがあったかも。

機内電話

ともあれ外の展示でもほとんど雨に振られず、快適に見学出来ました。後はビル内部の他の展示も観ましたが、以前ブログで書かれた方の時と展示内容が少し変わったのかこれらと比べてそれほどでもなく、さーっと観て終わりにしました。

展示内容が変わったらまた来ようかなと思います。トラムツアーもLevel9ツアーも参加してないから次回は天候がいい時にそちらに参加かな。大人も子供も1日楽しく(大人ならじっくり一人でみたいと思うかも)過ごせる場所かと思います。

2017年1月5日(木) ヒューストンのスペースセンターへ、その4

インディペンデンス・プラザの展示は外にあるので、外に出ました。幸い雨は止んでいて、入場者も少ないためかすぐにエレベータに乗れました。3,4階がスペースシャトル、2階はそれを運ぶ飛行機です。まずは4階へ。

4階に着くと、すぐにシャトルの入り口でした。外壁にはたくさんの耐熱タイルが。ユニークな番号をふることで、剥がれ落ちたもしくは損傷した箇所を特定するのでは?と想像しました。

黒いタイルに番号が書き込まれているのがわかる

断熱タイル

船の後ろ側はこんな感じ。

シャトル後方

さっそく船首のFlight deckからスペースシャトルの中に入りました。

本人が写り込んだものしかなく、見苦しいのでモザイクをかけました。失礼しました。

本人登場

入って右側がコクピットでした。

コクピット

コクピットはこんな感じ。

右の案内板で船首であることがわかる

船首

コクピット上部

コクピット上部

コクピット下部

コクピット下部

個人的な印象として1960年後半から1970年代にかけて開発されたことからか、意外とスイッチとか画面とか古臭いかなぁ、と。むしろこのように枯れたシステムの方が安全性が高いのか?ともあれ、一番興味を持って時間をかけて見学しました。

確かここを見学後、エレベータで3階に降りました。引き続きスペースシャトル内部の見学です。

スペースシャトルは個人ロッカーを装備しているとのことでした。

個人ロッカー

確か船内にいるときの宇宙服がこれ

宇宙服

船外で作業するときはこの服に着替える

着替え中

船尾に行くと大きなこの装置があって写真をとったのですが、何だったか忘れました。後ろにあるからエンジンか何か?

3階と4階にまたがる大きな装備、わかる方教えていただけると嬉しいです。

機内の大装備

これにてスペースシャトル内部の見学を終えました。次はまたエレベーターに乗って2階に降り、スペースシャトルを運んだ飛行機の見学です。

その5に続く。

2017年1月4日(水) ヒューストンのスペースセンターへ、その3

スペースギャラリーの写真は終わってませんでした。アポロ計画で人類が月に到着した後、持ち帰った月の石の展示がありました。

こんな感じで展示されています。

月の石展示

手を伸ばして触れます。石は黒かったけど、元々なのか皆が触っているからか、つるつるでした。自分が小さい頃、親に連れられて国立科学博物館かどこかで月の石の展示に行きましたが、こんなんだったけ?と記憶を辿りましたが定かではありません。

月の石アップ

月の土壌、確かケイ素が多いとか。どんな要素が入っているか説明がありましたが、地質はどうもわからず全て読みませんでした。

説明

さて月の探索が終わると、次はスカイラブ計画に移ります。ここではその模型が展示されていて、中に入って観ることも出来ました。

ここに来て宇宙船も大きくなる。

模型

船内はようやく広くなって人も無重力を船内でも体験出来るようになったみたい

ロケット

これは写真が横になってるわけではなく、無重力下ではこのようにお風呂に入っていた様子。つまり展示も地面に水平です。このように濡れたタオルで身体を拭っていたようです。

お風呂

船外では史上初の宇宙遊泳が行われ、トラブルから電源システムを修復させたとか。

宇宙遊泳の図

当り前ですがここで観測・実験をしていることもあり、ようやく宇宙でも最低限の居住スペースが出来たように思えました。1973年から1979年のことだそうです。

この展示が終わり、ようやくスペースシャトルの時代になります。

スペースシャトル発射時の模型。

スペシャの模型

ここからインディペンデンス・プラザに移動していき、モックのシャトルや運搬する飛行機の中に入って行きました。

長くなったのでその4に続く。

2017年1月3日(火) ヒューストンのスペースセンターへ、その2

1月2日からの続きです。

スターシップギャラリーに入ると色々な宇宙計画に使用された器具の展示がありました。1950年代後半のマーキュリー計画から、ジェミニ計画、アポロ計画、スカイラブ計画、スペースシャトル計画と巡を追って説明付きで丁寧に展示されていました。

オプションでオーディオによる説明もありましたが、今回はなしで説明板を読みながら歩いて回りました。

部屋は暗いが、撮影には適してるのかよく写った

宇宙飛行

たぶんマーキュリー計画の飛行船、非常に狭い

飛行船

アポロ17号のコマンドモジュール、やっぱりまだ狭い

アポロ17号

アポロで月に行ったときのジオラマ

月での作業想像図

空いていたせいか、のんびり読みながら観ても1時間程度でこのギャラリーを回ることが出来ました。

c.f. 日本語で読んだブログ、入場料など情報は少し古いか

ジョンソンスペースセンター/スペースセンターヒューストン

2017年1月2日(月) ヒューストンのスペースセンターへ、その1

朝8時から研究施設で研修を受けてきました。みんな普通に働いていましたね。

こんなこと書いても仕方ないので、先日ヒューストンに行ったときの話の続きを。実際滞在は1日でしたが駆け足で色々なところに出かけたのです。

I-45でヒューストンとガルベストンの中間にあるNASAのスペースセンターに行ってきました。

Space Center Houston
1601 NASA Road 1, Houston, TX 77058

NASAの場所

チケットは事前にオンラインで購入しておいたので、5ドル引きの$24.95でした。一度オンラインで購入するとチケットは1年間有効です。

日本人の方のブログにも書いてある通りトラムツアーがメイン、さらに興味がある方は4-5時間かけて行われるレベル9ツアーに参加するのがいいらしいですが、初めてなのと天気が余り良さそうでなかったのでとりあえず行ってみました。

ただ上記のHPでVisitor Infoをクリックし、そのページのMap and guideをクリックするとClick here to view the Japanese Space Center Houston map and guideという所で日本語の地図と簡単なガイドをダウンロード出来たので、それは読んでおきました。

I-45からの道のりは迷いようがありませんでした。NASA Road 1という道を突き進むとそこにぶち当たります。駐車場の入り口で駐車料金として5ドル払い(現金、クレジットカード利用可)中に入るとすぐにスペースシャトルが目に飛び込んできました。

スペースシャトルのモック

事前にチケットを買ってあったので、チケットブースで並ぶことなくすぐに中に入りました。ちなみにAAAの会員だと当日でも5ドル引きになるようです。

中に入ってガイドに書いてあったとおりすぐにインフォメーションセンターに行って、時間予約してスペースシャトルの中に入るためのtimed stampをもらおうとしました。すると「今日はいらないよ」とのこと。天気が不順で入場者が少なく、並べば入れるとのこと。シャトルを運ぶ飛行機は並べばいつでも入れますが、シャトルも並べば入れるにはびっくりしました。

ということでまずはスターシップギャラリーを通ってシャトル内に入れるインディペンデンスプラザに向かうことにしました。

長くなるのでその2に続く。

2017年1月1日(日) 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

今年は1日が日曜日のため2日からは普通に出勤しなければならず、今日は残念ながら冬休暇の最後の日となっています。さらに学内で明日までに回さないといけない研究費申請書類作成があり、余り休んだ気がしませんが、それでも大学院生、ポスドク時代よりははるかにマシな年末を送れて、現在の境遇にあらためて感謝しているところです。

年賀状メールはグラント書きが終わってから取り組みます。遅くなることお許し下さい。

< 過去 INDEX 未来 >