2020月11月
2020年11月30日(月) トランプ政権のコロナ対策特別アドバイザ、辞任

8月にコロナ対策に関して特別アドバイザーとして現政権に仕えてきたスコット・アトラス氏が今日辞任しました。もっとも元々の契約期間(130日)が今週で切れるところだったそうです。

Dr. Scott Atlas resigns as special adviser to Trump on coronavirus

“As time went on, like all scientists and health policy scholars, I learned new information and synthesized the latest data from around the world, all in an effort to provide you with the best information to serve the greater public good,” Atlas wrote. “But, perhaps more than anything, my advice was always focused on minimizing all the harms from both the pandemic and the structural policies themselves, especially to the working class and the poor.”
(時が経つにつれ、他の科学者や医療政策学者と同様に私も新しい情報を学び、世界中の最新データを総合して、より大きな公共の利益のために最善の情報を提供しようと努力してきた」とアトラスは辞任状に書いた。"しかし、おそらく何よりも私のアドバイスは、パンデミックと構造的な政策そのもの、特に労働者階級と貧困層への害を最小限に抑えることに常に焦点を当てた」ともそこに書いている。)

以前にも書いたとおり彼は放射線医で、公衆衛生に関する政策などに関してはトレーニングを受けておらずずぶの素人の方です。ここFox Newsでも以下のように書かれていました。
Over the summer, Centers for Disease Control and Prevention Director Robert Redfield reportedly criticized Atlas, claiming that “everything he says is false.”
(夏の間、米国疾病対策センターのロバート・レッドフィールド所長が「彼の言うことはすべて嘘だ」とアトラス氏を批判したことが報じられていた。)

CNNでも彼の辞任を報じています。

Dr. Scott Atlas resigns from Trump administration

辞任する、という事実では一緒ですが、批判はこちらのが鋭いです。
A source close to the task force told CNN on Monday that Atlas' departure comes as welcome news, as his discredited theories will no longer have a seat at the table. A separate official said the task force remains intact following Atlas' departure.
(タスクフォースに近い関係者がCNNに語ったところによると、アトラス氏の辞任は歓迎すべきニュースであり、彼の信頼出来ない理論がなくなることは喜ばしい、とのこと。別の関係者によればアトラス氏が去った後もタスクフォースは無傷であると言った。)

彼が所属していたスタンフォード大学医学部も以前、彼の言動を批判する書簡を連名で送っていましたが、今回は以下のように反応しているようです。
A group of faculty members at the university celebrated his resignation from the Trump administration on Monday, saying in a statement that it's "long overdue and underscores the triumph of science and truth over falsehoods and misinformation."
(大学の教授陣は月曜日に彼がトランプ政権から辞任したことを祝い、声明で "長く時間がかかったが、虚偽や誤報よりも科学と真実が勝利したのは明確だ "と述べている。)
"His actions have undermined and threatened public health even as countless lives have been lost to Covid-19," the faculty wrote.
(Covid-19により数え切れないほどの命が失われているのに、彼の行動は公衆衛生の土台を壊し、脅かしている、とその教授は書いた。)

さて彼の次の仕事はどこでしょうか?カルフォルニアやスタンフォードには戻れない気がしますが、歓迎するところもあるのかも知れません。

2020年11月29日(日) 自分へのサイバーマンデーの贈り物を考えた

今日は期末試験の採点と新しく応募するグラントの下準備で一日が終わってしまいました。自分の効率が良くないことはもっともですが、それでも時間が足りません。

少しだけ時間を割いてサイバーマンデーで何か掘り出し物はないか?と探したのですが、今の自分にすぐ必要だなと思うものは見つかりませんでした。唯一悩んでいるのはまたWSJを購読するかどうか?ということです。

今だとデジタル版なら1か月4ドルで購読(ただし1年間)できます。以前購読するもあまり読まなかったので止めてしまったのですが、その時よりは現在の方が新聞のヘッドラインに目を通すようになりました。良くも悪くもCOVID-19によるステイホームの賜物です。

新聞を読むようになったことで分かったことは、自分の英語の語彙が少ないことです。専門分野のこと、そしてフットボールに関する内容ならかなりわかりますが、これ以外のことでは全くだめです。見出しを読み多少なりとも内容を読むようになると、まだ少しずつですが覚えた単語が増えた感じがするのです。

気づくとアメリカ滞在年数ばかりが増えていますが、言語に関してはその年数から期待できるほど出来るとは到底思えません。本来なら新聞は紙で読みたい派ですが、このご時世で配達されるのを読むのは賢明ではないかな思います。

しかも日本と違い届かないことも多かったです。それならデジタル版を購読して様子を見ればいいのですが、果たしていつまで読むだろうか?とまた考えては即決できない自分がいます。

情けない限りです。

2020年11月28日(土) ホールフーズにある冷凍庫内のお魚類

今日は用事がありホールフーズに出かけました。主な理由は誕生日プレゼントの一部を買うことでしたが、感謝祭開けのためか人が少なく、快適に店内を動き回ることが出来ました。

まず店内に入って目についたものです。立派な栗が売っていました。

イタリア産です。

イタリア産の栗

次に目についたものはお芋です。焼き栗や焼き芋はこの季節の風物詩ですよね。

日本種のお芋

日本種のお芋

普段あまりパシャパシャ写真を取れませんが、空いていたので冷凍庫内にある魚を撮影してみました。これ以外に量り売りしてくれる魚コーナー(他ほど大きくないですが)がラフィエット店でもあります。

揚げ玉パン粉エビ、揚げればいいのでしょうか?

パン粉がついたエビ

普通の冷凍エビ、この辺りの海ではエビが取れます。

冷凍エビ

エビとホタテ

エビとホタ

ティラピアと北海のマスの切り身、日本ではティラピア見かけないかな。

ティラピアと北海のマスの切り身

鮭、うちでも塩焼きしてます。

鮭の切り身

種類は多くないですが、これらを常にスーパーで買うことが出来ます。アジア食品店に行けばもう少し種類はありますが、こちらのが回転がよく新鮮かな、と思っています。

アメリカの田舎でもこの程度の魚は手に入る、という参考例です。

P.S. 餅アイスが個別包装に変わっていました。

個包装になった餅アイス

2020年11月27日(金) ブラック・フライデーでケーブルモデム・ルータを買った

祭日が開けたので、ガソリンを入れに行きました。感謝祭が過ぎたのでいよいよホリデーシーズン到来ですが、今年は相変わらずガソリンが安いです。

レギュラーは1ガロン1.549セント

ガソリンの値段

ルイジアナというかガルフ湾沖で石油採掘をしていて、この辺りはその産業に従事している方が多いはずですが、これじゃ景気がいいはずありません。

最近は日本でも便乗してやっている、という話を聞きましたが、今日アメリカはブラックフライデーです。クリスマスに向けて本格的な商戦となるはずですが、最近は少しでも売りたいのかフライングが多く、いつからセールが始まっているのかよくわかりません。

基本電化製品が安いので、それを探しました。昨日も書いたようにパソコン関係はむしろ例年より高く見えるので、一切手を付けることを辞めました。

ただ家で使っているケーブル・モデム(ルーター、Wifi機能付き)が3年以上経ち、よく見たらWifiが802.11 acに対応しておらず相変わらず2.4 Ghz帯をメインで使っているので、新しいものを探してみることにしました。それほど速いインターネットを利用しているわけではないですが、802.11 nと802.11 acの速度の差は結構あるかなと思っています。因みに802.11 nでも5 Ghz帯を使いますが、802.11 acと比べて遅いはずです。

ちょっと探すとBlack Fridayの商品はお買い得感があったものの、スペックが良さすぎでした。ちなみに私はNetgear派です。

ずっと使っていて安定していますし、トラブルシューティングのやり方も馴染みがあるので、ベンダーそのままです。

値段がすでに$189に戻っていますが、ブラックフライデーでは$159でした。Walmartならさらに安く$155でした。

NETGEAR Nighthawk Cable Modem WiFi Router C7000

ここまでのオーバースペックはいらない、と思いもう少し探すと現在の機器のアップグレード版が手ごろな値段で見つかりました。

NETGEAR AC1600 WiFi Cable Modem Router C6250

他のサイトだと150ドルぐらいでしたが、ここではブラックフライデーのクーポンも使えて$135ドルでした。本来ならもう一つ下のグレードのもの(NETGEAR - AC1200 WiFi Cable Modem Router C6220)でも十分ですが、それほど値段が変わらないのと、閲覧中は売り切れですぐに手に入らなかったので辞めました(注:でもたった今みたら「在庫あり」になっていました、なぜ?)

まぁ購入したものは下位のものと比べて接続範囲が広いのと、接続できる機器数に余裕があるので、良しとします。これで少しは家庭内のWifiスピードが上がれば御の字です。

スピードテストを何回かやっておき、交換前、交換後を検証するつもりです。

2020年11月26日(木) 全国犬の評議会・選手権を観た@感謝祭

今日アメリカでは感謝祭という祭日でした。例年通りテレビをつけてMacy'sによるNYCでのサンクスギビング・パレードを観た後、そのまま犬の全国評議会も見て久しぶりにのんびり過ごしました。

もちろん前者は観客なしで行われましたが、後者も観客なしでした。犬が歩き回っているときは観客の声が入りましたが、どこかで録音していた効果音なのかも知れません。

しかし世の中気品があって高そうな犬がたくさんいるものです。またすごいな、と思ったのは新型コロナウイルスをかぎ分ける訓練を受けている犬がいることです。

これって絶対的に今必要だと思いますけどね。どれぐらいの精度でかぎ分けることが出来るのでしょうか?職場に欲しいです。

ラブラドールでしょうか?訓練中です。


ちなみに優勝した犬はこのワンちゃんです。スコティッシュディアーハウンドというそうです。

NBCの動画よりキャプチャー

スコティッシュディアーハウンド

ぼくが気に入った犬はこちらです。初めてみました。自動車洗車で使われるモップみたいです。

NBCの動画よりキャプチャー

モップ犬

夕方からはブラックフライデーに何を買うか検討していました。なぜかAMDのCPUがすごく上がっていて、びっくりしました。

むしろパンデミックが始まったばかりに購入しておいてよかったです。

2020年11月25日(水) アストラゼネカ社のワクチン評価に暗雲?!

一昨日、アストラゼネカ社とオックスフォード大学が共同で開発したワクチンの治験も良好な結果が得られた、と書きましたがひと悶着起きているようです。専門家によると、同社の情報開示の甘さが信頼性を低下させている、とか。

After Admitting Mistake, AstraZeneca Faces Difficult Questions About Its Vaccine

AstraZeneca has acknowledged a key mistake in the vaccine dosage received by some study participants, adding to questions about whether the vaccine’s apparently spectacular efficacy will hold up under additional testing.
(アストラゼネカ社は一部の被験者が受けたワクチンの投与量に重要な誤りがあったことを認め、ワクチンの素晴らしい有効性を追加の試験でも維持されるかどうかについて、疑問を加えることになった。)

アメリカ側は突っ込みます。
Officials in the United States have noted that the results were not clear. It was the head of the flagship federal vaccine initiative — not the company — who first disclosed that the vaccine’s most promising results did not reflect data from older people.
(米国の当局者は結果が明確ではなかったと指摘した。ワクチンの最も有望な結果が高齢者のデータを反映していないことを最初に明らかにしたのが同社ではなく、米国ワクチン・イニシアチブの責任者だった。)

アストラゼネカ社の責任者は、
The error in the dosage was made by a contractor, and that, once it was discovered, regulators were immediately notified and signed off on the plan to continue testing the vaccine in different doses.
(投与量の誤りは契約先業者によるもので、発見するなりすぐに規制当局に通知し、彼らは異なる投与量でワクチンの試験を続ける計画に署名した。)

と弁解しています。これは法的に必要な手順を経たことを主張するだけで、科学的にどんな意義があったかは言っておらず、残念ながら試験の結果の解釈には問題が残りそうです。

それと私も単純に疑問に感じた、少ない投与量の方が良好な結果が得られたことに関してですが、
The biggest questions were, why was there such a large variation in the effectiveness of the vaccine at different doses, and why did a smaller dose appear to produce much better results? AstraZeneca and Oxford researchers said they did not know.
(最大の疑問は、なぜ異なる用量でのワクチンの有効性にこのような大きなばらつきがあったのか、そして、なぜより小さい投与量の方がはるかに良い結果が得られるように見えるのか、ということである。アストラゼネカとオックスフォードの研究者は、わからないと述べている。)

この記事を読むと、批判に関してアストラゼネカ社の責任者はちょっと逆切れしたのか、
“The reality is, it could end up being quite a useful mistake,” Mr. Pangalos said in the interview with The New York Times on Wednesday. “It wasn’t putting anyone in danger. It was a dosing error. Everyone was moving very fast. We corrected the mistake and continued on with the study, with no changes to the study, and agreed with the regulator to include those patients in the analysis of the study as well.”
(現実にはかなり有益なミスで終わる可能性がある "とパンガロス氏は水曜日のニューヨーク・タイムズとのインタビューで語った。"誰かを危険にさらしたのではない、投薬ミスだった。誰もが非常に速く動いていた。我々はミスを修正し、研究に変更を加えることなく研究を続け、規制当局との間でこれらの患者を研究の分析に含めることに合意していた。)
He added, “What is there to disclose? It actually doesn’t matter whether it was done on purpose or not.”
(何を公開するのか?実際には意図的に行われたかどうかは問題ではないだろ?と彼は言った)

ワクチンの出来が同社の株価に大きく影響を与えるようで必死ですが、経済ではなく科学の面から慎重に進めていただきたいものです。

2020年11月24日(火) 過去最悪を更新しルイジアナ州もフェーズ2に逆戻り

恥ずかしい話経済について非常に疎いのですが、アメリカのダウ平均株価が初めて3万ドル台に乗ったそうです。新型コロナウイルス蔓延で経済がそれほど回っているとは思えないのですが、金融政策のおかげでお金が回っている、という解説です。

経済の実態とは乖離している、と言っても儲かっている人はいる、ということでしょうね。理解出来ませんが。

WSJより

ダウ平均株価指数

私の場合今は米国で働いて積立しているので、引退したときに最低限余生を暮らせるぐらいのお金をもらえればいいな、そのために株価は安定してて欲しいな、というぐらいの思い入れしかありません。もっとも引退出来るのでしょうか?恐らく働けるうちはずっと働いていそうです。

さてルイジアナでは州知事が会見をし、経済再開を僅かながら後退させるようです。フェーズ3から修正したフェーズ2へ明日移行するとのこと。

Gov. Edwards announces state will take a step back to 'modified' Phase 2

もともとフェーズ2と3の違いはあまりない、と言っていましたし、バーやレストラン(室内は50%へ)、ジム(50%)も閉めなければ、室内での集まりを対して制限するわけでもない(25%もしくは最大75人)ので、それほど効果は期待出来ず、むしろ市民への注意喚起と言ったところでしょうか。

一時期には人口比あたりの新規感染者数でトップを独走していたルイジアナですが、11月23日のデータではなんと18位まで順位を落としていました。

11月23日現在、人口比あたりの各州の新規感染者数

各州の新規感染者数

しかし数日前にまた数千もの数えていなかったバックログをしれっと追加しましたし、ここ数日は1日あたりで州内の新規感染者は2~3千人を記録しているので、多分にもれずまた順位を上げていくものと思われます。さすがエリート。

11月24日現在、人口比あたりのルイジアナ新規感染者数、すでに最悪を更新中

ルイジアナ新規感染者数

また医療従事者に負担をかけることになりそうです。しかし学ばないな、過去から何も。

2020年11月23日(月) アストラゼネカとオックスフォードのワクチンも良好な結果、だけど?

昨日ファイザーとモデルナ社のワクチンの話をしたら、今日イギリスからもレポートが届きました。

AZD1222 vaccine met primary efficacy endpoint in preventing COVID-19

2.3万人の被験者(実際はプラセボが入っている)に2つの手順(半分量+十分量もしくは十分量x2)でワクチンを投与し経過を観察したとのこと。よく分からなかったのが以下の文章です。

One dosing regimen (n=2,741) showed vaccine efficacy of 90% when AZD1222 was given as a half dose, followed by a full dose at least one month apart, and another dosing regimen (n=8,895) showed 62% efficacy when given as two full doses at least one month apart. The combined analysis from both dosing regimens (n=11,636) resulted in an average efficacy of 70%.
(ある投与計画(n=2,741)では、AZD1222を半分投与後、少なくとも1ヶ月後に十分量を投与した場合に90%のワクチン有効性が示され、別の投与計画(n=8,895)では、少なくとも1ヶ月間隔をおいて十分量を2回投与した場合、62%の有効性が示されました。両方の投与計画(n=11,636)を組み合わせて解析した結果,平均有効率は70%でした。)

半分にした方が経過が良好なのはどうしてでしょうね。たまたまなのか、それとも理由があるのか。

また以前何か被験者に問題が起きて臨床試験を一時中断した気がしますが、今回、安全性は大丈夫と結論付けています。本当に大丈夫だったのでしょうか。

ただCNNはファイザーやモデルナは結論に至った有効性に関するデータを開示したのに、アストラゼネカはデータについて言及していない、と疑問を投げかけています。

Experts have questions about AstraZeneca's vaccine data
In its press release, AstraZeneca said a total of 131 study participants developed Covid-19 but did not say how many of those people had received the Covid-19 vaccine and how many did not.
(プレスリリースでアストラゼネカは合計131人の被験者がCOVID-19を発症したと言ったが、そのうちの何人がCOVID-19ワクチンを受けたのか、何人が受けなかったのかには言及していない。)

CNNも臨床試験一時停止したことについて触れていました。
The AstraZeneca trial was put on hold twice because government regulators were concerned about two study participants who became seriously ill. Regulators later allowed the trial to resume.
(アストラゼネカの治験は、政府の規制当局が2人の被験者が重症化したことを懸念したため、2度にわたって試験が中断された。その後、規制当局は試験の再開を許可した。)

ワクチン開発の主導権争いがあるのか、国としての威信もあるのか。政治的、経済的な利権もあるのでしょうか?

ワクチン開発は熾烈を極めています。

2020年11月22日(日) ワクチンの有効性を示した臨床試験に関する考察

まず始めに、以下に書くことは私の率直な疑問であり、私なりの見解です。もし正しくご理解している方がいれば遠慮なく「こうだよ」とか「違うよ」とご指摘いただけると幸いです。またワクチンの有効性や今後の展開について水を差すつもりもないこと、ご理解下さい。

11月に入りフェーズ3の臨床試験の結果が出始めて、ファイザーやモデルナのワクチンの有効性が90数%だったというニュースを聞きました。希望が持てる結果です。

ただこの95%とかという数値、一体どう判断してるんだろう?と素朴に疑問にもちました。すると以下のサイトに日本語で優しく書いてありました。

2つの新型コロナウイルスワクチン これまでに分かっていることとまだ分かっていないこと

効果90%は他のワクチンと比べてどうか?のパラグラフに以下のように記述されています。

例えば、40000人の参加者のうち、20000人がワクチン接種群、20000人がワクチン非接種群に割り付けられたとして、非接種群では50人感染したのに対し、ワクチン接種群では5人しか感染しなかった、という場合に「感染していたはずの45人(90%)の感染を防いだ」という意味で90%の予防効果があった、と表現します。
ここで大切だなと思った事は、
  1. ワクチンを接種しても感染する人が少しはいる。
  2. 実際にワクチンの接種の有無にも関わらず、コロナウイルスに出会う環境はコントロールされていないらしい。
ということです。後者は動物を利用した実験ではないため、意図的に例えば鼻や口から一定量の生ウイルス、もしくはそれに相当するものを等しく暴露させて結果を比較していなさそう、という意味です。それとも被験者はマスク着用やソーシャルディスタンスをとることを禁止したのでしょうか?

臨床試験に関する企業の広報からの発表を探してみました。

ファイザー社

PFIZER AND BIONTECH CONCLUDE PHASE 3 STUDY OF COVID-19 VACCINE CANDIDATE, MEETING ALL PRIMARY EFFICACY ENDPOINTS

接種に関する安全性に対してFDAの基準を満たしたこと、efficacy(有効性?)が95%であったことは書かれていますが、被験者にどのようにウイルスに接してもらったかは見つけられません。

折角なので臨床実験のための手順書を探したら、見つかりました。

A PHASE 1/2/3, PLACEBO-CONTROLLED, RANDOMIZED, OBSERVER-BLIND, DOSE-FINDING STUDY TO EVALUATE THE SAFETY, TOLERABILITY, IMMUNOGENICITY, AND EFFICACY OF SARS-COV-2 RNA VACCINE CANDIDATES AGAINST COVID-19 IN HEALTHY INDIVIDUALS

137ページにわたる文書なのですが、ぱっと見る限り患者をコントロールした形でウイルスに暴露することはしなかったようです(当たり前ですが)。これだと意地悪な言い方をすれば、純粋なワクチンの接種有無だけでなく、臨床期間に感染しないように行動出来た人、出来なかった人、もしくは通勤や仕事などの環境の違いが間違ってワクチンの有効性に反映されかねない、と勘繰ってしまいます。

このことってヒトを対象にした臨床の場合、気にしなくていいのでしょうか?

普通に考えればワクチンを接種してもマスクをし、ソーシャルディスタンスを取る、としてくれればいいのですが、この国の方は「いぇーい、これで自分はもう大丈夫」となりかねません。つまり接種した人としない人の行動の違いからも社会で混乱が起きると私は考えてしまうので、95%という数字をどれだけ信頼していいのかも不安になります。

もしご存じの方がいらっしゃたら、ぜひ教えていただきたく存じます。

P.S. ちなみにワクチン接種後、生ウイルスに暴露させて影響をみることで直接効果を観察できますが、私が知る限りいまだに理想的な動物モデルが見つかっていないようです。

2020年11月21日(土) 中国ではすでに100万人弱がワクチンを受けた?!

今日はねずみさんの世話をして、少し実験したら1日が終わりました。週末とは言え珍しくラボには誰もおらず、自由に動けて快適でした。

さてワクチンの話。何日か前に以下のような記事を読みました。製薬会社会長がSNSで呟いたそうです。

China has given almost a million people experimental Covid vaccine, says company
(中国でほぼ100万人に実験的コロナウイルスワクチンが投与された)

日本語でも同様な記事が見つかりました。

中国シノファーム、約100万人にコロナワクチン接種 有効性の証拠は示さず

フェーズ3を経ずに100万人近くの人に開発中のワクチンを接種を許可するとは、さすが人口大国中国だと思います。ただ本文を読む限り「誰も感染を報告してこなかった」と言っているだけなので、追跡調査をしたり、血中の抗体の有無を調べたりはしていないようです。

また11月6日に5.6万人に緊急摂取し、彼らは海外に出て行ったと言っていますが、この数が本当なら先日発表されたファイザーによるフェーズ3の臨床試験よりも多くの参加者(43,661人が参加し11月13日までの41,135人が2回の接種を受けた)がいることになります。これに対して何も追跡検査をしないのならもったいない。

さらに興味深いのが、中国で緊急ながら承認を受けているワクチンは不活性ワクチン(inactivated vaccines)で、ファイザーなどが手掛けているRNAワクチンとは異なるものです。シノファームの公な報告がぱっと見みつからないのですが、同様に承認を受けた中国産不活性ワクチンCoronaVacに関して記事を見つけることが出来ました。

Early Trials Of Chinese Company's Vaccine Show It Triggers An Immune Response

ワクチン接種をすることで免疫抗体反応を誘導するようですが、回復した患者さんから得られる抗体量と比べて低いレベルであるとのこと。それに対しファイザーやモデルナなどのRNAワクチンは患者さんのそれと同レベルの抗体が血中に観察されている、という指摘がなされていました。

別に産出量が少なくても本当に効くのならいいんじゃない?と個人的には思いますけどね。

ちなみにCoronaVacのフェーズ1/2の結果に関する論文はすでにランセット(これはいい雑誌)に掲載されているので、興味がある方はご参照下さい。

Safety, tolerability, and immunogenicity of an inactivated SARS-CoV-2 vaccine in healthy adults aged 18–59 years: a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 1/2 clinical trial

私みたいな末端でも実験屋としてはワクチン効果の結果に根本的な疑問があるのですが、それはまた別な機会で触れることにします。

2020年11月20日(金) 今更ながらスターウォーズ・スカイウォーカーの夜明けを観た

今週末か来週頭にやる予定だった論文査読の1つを早めに終えることが出来たので、今晩は映画をみて息抜きすることにしました。今更ながらですが「スカイウォーカーの夜明け」です。

公開は去年の12月のはず。さらにレンタルが開始されてからも安いredboxにラインアップされなかったので、のびのびになっていました。

最初に伝えておくと、私がスターウォーズを見始めたのはアメリカに来てずいぶんと経ってからです。どちらかと言うと最初は周りとの話題を合わせるために、日常会話で追いついて行くために観ました。色々と称賛、批判はあれ長く続いてきた映画ですから、引き込まれる要素はたくさんありました。

ただ今までのストーリー、全て覚えてないんですよね。それでも今回はあれ、もう亡くなったはずの人がまた復活してる、と私でもわかるぐらい今まで出てきた人がたくさん出てきました。

漫画のナルトもそうですが、超越するパワーがある、とするとなんでもありになります。怪我した人もフォースで治せるようになっていました。

空に飛んでる戦艦を引き止めることがフォースでできるのなら、剣で戦う必要もなくみんなふっ飛ばせば?とも思います。でもそれをやっていたのはパルパティーンだけなのが不思議です。

ただ雄大な宇宙を舞台にしたエンターテイメントですから、細かいことをごちゃごちゃ言っては元も後もないでしょう。絶対的な悪に対して反対する少数の生き残りが希望を持って戦い最後は勝つ、というハッピーエンドの物語です。

その過程を楽しめばいいだけです。最新のCGを生かした(んだと思う、たぶん)迫力ある映像を見るだけでも見応えありました。ただかなり復習しないと、ネタバレに書いてある伏線回収はほとんど分かりませんでした。

ということでディズニーの思惑通り、古い作品も見直そうかと思った次第です。

2020年11月19日(木) CDCによる旅行制限勧告@感謝祭

CDCがコロナウイルス蔓延してから恐らく初めてかなり踏み込んだ提言を発表しました。1週間で100万以上の新規感染者を出して、流石にまずいと思ったのでしょうか。

CDC Urges Americans Not to Travel for Thanksgiving

(CDCはアメリカ人に感謝祭のための旅行をしないよう呼びかけた)

実際のガイダンスは以下のCDCのページを参照下さい。

Celebrating Thanksgiving

さてどれだけの人が耳を傾けるでしょうか?

こんな状況で恒例のMacy'sサンクス・パレードってやるの?と思い調べたらまだ続行のようです。ただパレード・ルートは短くして行うようですが。

Macy's Thanksgiving Day Parade - Info & More - Macy's



私はテストやレポートの採点そして自分の論文の書き直しもあるし、論文査読も2つ回ってきたので来週は家で大人しく作業をする予定です。

2020年11月18日(水) トイペがないならウォッシュレットは?

自分が担当する授業の期末試験を作成し、無事電子掲示板にアップしました。これで今学期の残りは採点して成績を提出すれば終わりとなります。相変わらずコロナ・ウイルスの影響はありますが、どうにか無事に完走出来そうです。

先週から部分的に行動制限を勧告する州が出てきましたが、それに伴ってまた紙製品(トイペ・キチンペーパー)が店頭からなくなるという噂を聞きました。本当かなと思いコストコに行ってみました。

本当でした、普段は手間の列にたくさんの紙製品が陳列されています。

コストコのトイペ棚

時間がなかったので特にいつ入荷するか店員に聞かずにお店を出ましたが、友人によると今週はもう入荷しないかも、と言われたそうです。ルイジアナがロックダウンするとは思えないですし、トイペなどを生産する会社の工場が州内にあるのになぜここまでパニックになるのか不思議です。

上述の友人と話をしたとき、日本のウォッシュレットでもみんな導入してトイペの消費を減らせばいいのに、という話になりました。彼はアメリカ人ですがそのトイレの存在を知っていて、長い間導入することを検討していた、とのこと。

確かに水で洗って風で乾燥させれば、トイペの消費量はかなり減らすことが出来そうですけどね。お尻にも優しそうだし。

カップラーメン同様、日本企業による全米でのさらなるプロモーションを期待します。

2020年11月17日(火) コロナ感染者増大をうけ期末試験を臨機応変に、という通達が来た

11月も半ばも過ぎ、サンクスギビングのお休みも見えてきました。寒くなる冬にコロナウイルスがまた蔓延するのを想定し、大学が普段より早く秋学期を始め、早く終わろうとした決断は唯一正しかったな、と思える今日この頃です。

新型コロナウイルスの人口比での感染数で全米1のエリートを誇っていたのがルイジアナ州ですが、最近はトップ10からも引き離されている状況です。押忍。

11月18日現在、人口比あたりの新規感染者数、ルイジアナは14位

州別新規感染者数

統計が怪しいのでなんとも言えませんがここ数日は劇的に増えていますし(数百から数千)、街の少なくない人は経済再開もフェーズ3のままでマスクもせず緩んでいますので、過去から学ぶことなくまた増えていくものと思われます。

11月18日現在、人口比あたりルイジアナ州の新規感染者数

ルイジアナ州の新規感染者数

そもそも感染が2度ほど爆発したのでピークが大きく、少しぐらい増えても増えたように見えないんですよね。それを理解しないで「この州では幸い増えていない」とのたまう州の政治家がいますが、算数を一から勉強しましょう、却下です。

大学から今日またメールが来ました。学内でも感染者および彼らと接触したため14日の隔離状態の生徒が多くいるため、期末試験は教室で受けさせるだけではなく、遠隔の試験やテイクホームなど柔軟性をもたせるように、とのことです。

うーん1週間前に対応出来ますかね。感染したら試験受けさせない、って通達してたらもっと本気でうつさない、うつらない自助努力を学生はしたかと思いますが

私の場合、学期の頭から中間試験を対面によるclosed-book試験、期末をテイクホームの試験とシラバスに書き説明していたので、何も変更なしです。授業をとってくれている学生も心構えが出来ていた(=暗記より調べものが増える)ので異論がなく幸いでした。

ただ来学期の予定は出ているものの、今後コロナ蔓延の状況が続くとどのように変更をするのか全く検討がつきません。ニューオリンズでマルディグラは来年やらない、って発表があったのにです。

マルディグラ休みがそのまま残るとも思えません。

2020年11月16日(月) インフルエンザのワクチン接種に行った

大学のオフィスに行く前にインフルエンザのワクチンを接種してきました。どこで接種するか一瞬迷ったのですが、Walk-in(予約なし)で出来るところで大学からほど近いスーパー「Albertsons」で受けることにしました。

Albertsons Flu Shots - Albertsons Flu Vaccine

後から調べてわかったのですが、上のページに前もって行って必要事項を記入しておけばさらに待ち時間が短かったようです。次回は利用しましょう。

まずスーパーに入って薬局に向かい、窓口で「インフルエンザの予防接種を受けたいのですが」と伝えました。するとこのフォーム記入してください、と言われ簡単なアンケートに答えました。

名前、住所、年齢、電話番号、健康保険の有無、破傷風の接種を受けているか、など5分もあれば答えられる内容でした。

記入してフォームを渡すと「20分ほど待って下さい」と言われましたが、実際に待ったのは15分弱でした。恐らく保険会社とやり取りをしていたんだと思います。

上に書いた通りフォームを予めネットで入力しておけばこの時間はさらに短くなると考えられます。名前を呼ばれ中に入り(個室)、注射を受けました。

アメリカの田舎なので無言にならずここで雑談が入るのですが、大学に勤めているというと「あー〇〇さん知ってる?」という話になり共通の友人や同僚に行き当たりました。まぁこれで向こうも謎のアジア人と思わず安心してくれるのなら、お安い御用です。

接種そのものは数秒で済み、さらに「保険で全てカバーされるから、これで終わりです」と言われて部屋を出ました。愛想のいいお兄ちゃんだったし、お店にもあまり人がいなかったので快適でした。

P.S. 季節性インフルエンザの流行ですが、ルイジアナではまだのようです。

ルイジアナ公衆衛生局(11月7日現在のレポートで陽性例なし)

Influenza Surveillance Reports

2020年11月15日(日) 野口さんが乗ったクルードラゴン、宇宙へ

元々は昨日予定が天候不順により今日に延期されたクルー・ドラゴン(ロケットはファルコン9)の打ち上げですが、無事行われました。前回は人を載せた最終試験、今回からは本格的な民間の会社による宇宙飛行船の運用となります。

前回と違うのは打ち上げ時の状況です。乗り込むときには外が明るいものの、打ち上げ時にはすっかり暗くなってロケットが幻想的に映し出されていました。

NASAによる中継


上の画像はライブの映像で長く、全て観るには4時間以上かかります。ハイライトとしては2時間14分すぎに野口さんの紹介、そして実際の発射は4時間12分過ぎにあります。

紹介を聞くと野口さんはスペースシャトル、そしてロシアのソユーズにも乗船経験があるとのこと。ISS滞在経験も長いですから、色々な局面でその経験を共有することは多いでしょう。乗組員から見ればかなり心強いのでは?

スペースX社CEOのイーロン・マスクが発射直前でコロナ感染濃厚となり、関係者の追跡が行われたハプニングもありましたが、宇宙船は無事ISSに向けて飛び立ちました。人類の(アメリカの、ではない)新たなる宇宙開発、科学発展のために色々な成果を期待したいと思います。

クルードラゴンとISSの位置関係(リアルタイム)

https://www.n2yo.com/?s=25544|46920

追伸:後日NASAからハイライト版動画が配信されました。今度は20分ちょっとで短いです(笑)。

2020年11月14日(土) 「有効なワクチン出来たら、対面授業を全面的に開始する?」という質問メール

先日ファイザー社からの発表で、ワクチンの効き目が90%程度だったのこと。色々なサイトで日本語でもニュースになったので、耳にした方は多いかと思います。

治験が進んでいるのは望ましいこと。これに対してなんの異論もありません。

ただこのニュースを知ってからなのか、それとも全く別なタイミングだったのかはわかりませんが、大学側からメールが来ました。「有効なワクチンが接種可能になったら、対面授業を再開するか?」といった内容でした。誰の命令で誰が出してきたか失念しましたが、こんな愚問を良く出してくるな、というのが第一印象でした。

雇われている身ですから返信はしました。ただ「安全で有効なワクチンが確認されたら接種はします。ただマスクせず、ソーシャルディスタンスも取らずに対面授業を再開するかは大学、もしくは大学システムの判断に委ね、もし何等かの問題が起きた場合、責任の所在はそちらにあること理解いただきたく」といった内容で返信しました。

研究をしない、もしくはほとんどしないうちのような大学は州立大学でも入学する生徒数(とくに学部生)により収支が大きく変わります。(私が感じる)ルイジアナ州で起きている問題は別な機会に話をしますが、あまり望む形でなく学生の取り合いが続いています。

どこよりも対面授業をしている、というのはアピールになるかも知れませんが、現場の状況が理解されているとは残念ながら思えません。ダッシュボードも適当ですし、パンデミックで政府から割り当てられたお金(半分は生徒に行ったはず)が大学設備の拡充にどう使われたかもあまりよくわかりません。

いまだに私のオフィスがある建物の教室やコンピュータルームにはアクリル板は設置されていないですし、最初に配布されたアルコールもその後補充された様子もなければ、業者を入れて教室や壁などを消毒している節もありません。

それでも開始するのなら、何かあった場合責任(例えば治療費は全面的に大学が負担するとか)を明確にしない限り、こちらとしては対応のしようがありません。それなのに個人の判断に委ねて、何かあったら逃げる、というやり方は組織のトップの心構えとしてどうか、と思うのですが、(リーダーシップと言う言葉をよく使う)アメリカ人のくせに意外とこういう行動をとる方が上に多くてびっくりです。

大げさかも知れませんが、危険や無理を伴うことを強制するのなら、せめて骨を拾ってくれる気概のある方と一緒に仕事したいです。ここではそのような気概を全く感じません。

2020年11月13日(金) イバンカとクシュナーの3人の子供、学校を自主退学

先日この州の下院共和党が新型コロナウイルス対策に対する制限が厳しすぎるとし、緩和を求めて知事にを訴えましたが、棄却されたようです。

Gov Edwards to update on COVID-19 response in the state

それに合わせるかのように、最近この州だけずっと低い数値で一定していた(州全体で数百人程度)1日あたりの新規感染者が今日いきなり3500人程度まで跳ね上がりました。ここラフィエット市もおとといまでずっと一桁、二桁で推移してたのに、昨日136人、今日389人です。

これって大統領選の開票に合わせたか、それともこの裁判に合わせたか、発表される数字いじられてないですかね?あまりにもタイミングが良すぎる感があります。逆にいえば露骨すぎるのですが。

昨日の話ですが、シカゴでは来週の月曜日から30日間、外出制限勧告が出ましたね。

Chicago announces new COVID-19 restrictions as Thanksgiving approaches

命令(order)ではなく勧告(advisory)なので法的縛りはなさそうですが、それでもサンクスギビング含めて一緒に住む家族以外では集まるな、という厳しいものです。


シカゴだけでなくイリノイ州全体でも外出禁止発令の方向に向かっているとのこと。

Pritzker Warns State Heading Toward New Stay-at-Home Order

それに対し現大統領は自分の政権下ではロックダウンは行わないことを明言しました。

Trump says no new lockdowns 'under this administration,' 'only time will tell' who's in charge come January

もっとも彼は新型コロナウイルス対策を州知事の判断に委ねる、と以前発言しているので上の発言に本質があるとは思えないですが、支持者は喜ぶでしょう。

ちなみに娘の3人の子供を通わせる学校で以下のようなことがありました。

Ivanka Trump and Jared Kushner's children withdrawn from school after administrators raised concerns about adherence to Covid precautions

(学校トップがCOVIDに関する注意事項の遵守に関して懸念を表明し、イヴァンカ・トランプとジャレッド・クシュナーの子供たちは学校から退学することになった)
Kushner and Trump "repeatedly violated a number of the guidelines" outlined in the school's parent handbook for Covid-19 precautionary rules, according to the source.
(クシュナーとトランプは、信頼筋によると、Covid-19の予防規則に関し学校の保護者ハンドブックに記載されているガイドラインをいくつも「繰り返し違反した」という。)

孫たちがとばっちりを受けています。おじいちゃん、この私立校も訴えますか?

2020年11月12日(木) ゴルフ・マスターズは今日開幕

本来ならば4月に行われるゴルフのマスターズですが、新型コロナウイルス蔓延のため今年は今週に開催されます。オーガスタの4月、と言えばアゼリアですがさすがにこの時期に咲いているとは思えません。秋のオーガスタナショナルはどんな色を見せてくれるのでしょうか?

練習ラウンドでは世界ランキング2位のラームが、水切りショットでホールインワンを見せて話題をさらいました。


さすがに本番ではこのようなショットを選択するとは思えませんが、魅せてくれます。ただ練習日も含めて恐らく無観客で行われるはずですから、残念ながら歓声が沸いたということはなかったはずです。

普段だったら主力の選手はオフシーズンになる時期に行われるメジャー大会、今年はどんな戦いになるでしょうか。

2020年11月11日(水) ナ・リーグ、サイ・ヤング賞の発表を生で拝聴した

今日たまたまですがナショナルリーグのサイ・ヤング賞発表のときにMLB.comを閲覧していて、MLBネットワークの映像を生中継で見ることが出来ました。3人の候補者とインターネット経由で繋がっているはずでしたが、技術的なトラブルでダルビッシュとは繋がっていませんでした。

司会が受賞者発表前に各投手の動画を流してはシーズンを振り返るインタビューしていたので、彼の肉声が聞けず残念でした。

発表は過去4回サイ・ヤングに選ばれ、2014年にメジャーリーグ殿堂入りしたマダックスによってなされました。結構あっさりした発表で「2020年のサイ・ヤング賞はバウワー投手です」という感じ、バウワーも自宅で「イェイ」というあっさりとした反応でした。

ただデグロムと違って彼は家でもスーツにネクタイしていたから、受賞を意識していたのかも知れません。

記者による投票結果は以下の通りです。TV画面よりキャプチャーしました。

2020年サイ・ヤング賞投票

接戦と言われていましたが、これを見ると1位票は27票で圧倒的にバウワーでした。ダルビッシュは2位票が24票で順当に2位でした。ほとんど票が割れてなかったです。

ダルビッシュには来年また1年を通して頑張って欲しいなと思います。

2020年11月10日(火) SECのフットボール、今週末は3試合中止に

昨日勤務する大学で感染者が急に増えた、ということを書きました。本日学長からメールがあり、そのいくつかの感染例が音楽学部のブラスバンドや管弦楽に属している生徒で起きたという話でした。

音楽学部はオンラインで講義や演習が難しそうですが、学内での一切の活動を2週間停止することになりました。でも彼らの期末テスト(実技)はどうなるんでしょうか?オンライン?

これも昨日の続きですが、LSUとアラバマのゲームも延期となったようです。

SEC postpones LSU-Bama, Texas A&M-Tennessee games due to COVID outbreak within football programs

上記の試合以外にもテキサスA&Mとテネシーの試合、ミシシッピ州立とオーバーンの試合も延期。コロナ感染があったのはどちらも前者のチームだそうです。

ただ彼らは予備日として12月5日がありますが、LSUの場合すでにフロリダとの試合もコロナ感染のため延期になっているので、その日が空いていません。やるのかどうかも含めてカンファレンスはスケジュールに苦慮しているとのこと。

これからもっと状況が悪くなること、LSUが今年はあまり期待できないことから、そこまでやらなくてももう良くない?というのが正直なところです。それでもTV放映権による収入が美味しいのか。

それでも気づくとルイジアナは1日の新規感染者数でワースト10から落ちてしまいそうです。いつの間にかネブラスカとかユタに追い抜かれていきました。

11月10日現在

州別感染者数

中西部にお住まいの方、本当にお気をつけください。入院患者数も犠牲者もまた増加していますし、科学への過度の期待もしない方が賢明です。

2020年11月9日(月) ルイジアナの大学でも新型コロナ感染が拡がってきた

今朝歯医者に行き、チェックアップとクリーニングをしてもらいました。虫歯もなく、歯茎の状態も比較的良好とのこと。

ただデンタルフロスは毎日やってね、と言われました。私が小さいときは歯医者さんからデンタルフロスの話なんて出たことなかったですが、今じゃ日本でも推奨されているんでしょうか?

私が在籍する大学で今学期最多数の感染者が報告されたようです。

UL reports highest amount of COVID-19 cases on campus since semester began

CDCの勧告に応じて大学も無料テストを提供していますが、感染してもそこに行くかはわかりません。感染したら大学に報告して下さい、というお願いなので他で検査を受けた場合、どの程度報告されているかは不明です。

さらに以前伝えた通り、残念ながら感染している大多数は学生なのに、大学に来る前に状態のチェック、報告する義務があるのは職員・スタッフのみです。まぁ一言で言えば統計はザル、予防の徹底状況もザル、ということです。

まぁ時期的にはハロウィーンで集まったのかな、ということです。推測ですが。

隣のLSUだとフットボール部で感染者が増えて、次週アラバマ戦にリーグから決められた人数の選手がサイドラインに立てるかどうか怪しい状況とのこと。

LSU has COVID-19 outbreak |Tigers vs. No. 1 Alabama in question

まともなQBが1人しかおらず(しかも1年生)、TEとロングスナッパーに関しては誰もいない状況だそうです。これじゃ試合はまず無理ですね。

全国的に見て比較的今は感染が少ないとされている(されているだけです)ルイジアナでこうですから、他の台所事情は推して知るべしです。厳しい冬はもうすぐそこに迫っています。

2020年11月8日(日) バイデンさんの勝利宣言もパロディになっていた@SNL

昨日バイデンさんが勝利宣言をしましたが、その夜のサタデーナイトライブでそのパロディも行われました。

'SNL' shows off Biden and Harris' victory speeches and Trump's 'concession' speech after the election

対応が滅茶苦茶早いです。今回は恐らくCNNで放映されたものをパロディにしたみたいで、「CNN Live」という体になっています。大統領候補を演じているのは安定のお二人ですが、司会者とかも笑えるぐらい似ています。

SNLによるYoutube動画。


実際のものと違うのは、現職大統領の「敗北宣言」が入っていることです。ピアノの弾き語りとともに語っています。

これも笑えます。そこだけを観たい方は以下のツイッターからどうぞ。

これで街が落ち着きを取り戻すことを希望します、本当に。

2020年11月7日(土) 市長にフレンチ・ブルのウィルバーが当選@ケンタッキー

ペンシルバニアでの開票が進み、どちらが勝者か判断がなされたようです。これは色々なところで記事になっているかと思うので、あえてこちらはケンタッキー州ラビットハッシュという所の新市長を紹介したいです。

フレンチブルドッグのウィルバーです。

Every mayor of this small community since its founding has been a dog. The latest is a French bulldog

この姿、非常に凛々しいんですが(笑)。なんか眉をひそめていて、人間のような眉毛があるようにも見えます。年齢はまだ6か月だそうですが。

ケンタッキー州ルイビルの大きな新聞、クーリエ・ジャーナルでも紹介されていました。


やっぱり凛々しいです(笑)。この投票、この町の歴史的な社会の基金集めになっていて、世界中の誰も1ドルで投票出来たとのこと。

知っていたら投票したかったです。以前ケンタッキーに住んでいたんだから、この街を訪れればよかったと反省しています。

ちなみにこのウィルバー氏、史上最高票を得て22,985票中13,143票を獲得して当選したとのこと。資金集めにも貢献していますね。

P.S. 日本語にもなっていました。

次期市長はフレンチブル、激戦制し選出 米ケンタッキー州

2020年11月6日(金) 今年もスタバの限定ホリデーカップもらった

もうこの季節になったのかと思いました。メディアでスターバックスが今年も再利用可能なホリデーカップを配布するという記事を紹介していました。

Our gift to you: Starbucks offers free collectible holiday cups on Nov. 6


この記事を幸運にも昨日みかけたので、今朝早い時間に行ってきました。問題は普段飲むカフェオレやカフェラテではなく少し高いホリデードリンクを注文しないといけないことですが、おまけがあるのでいいや、といつも自分を納得させています。

無事ゲットできました。左がそのカップ、右は注文したドリンクが入った紙コップです。

ホリデーカップ

集めているのか?というとそうでもないです。去年もらったのは家のどこに置いただろう?というぐらいの熱意です。

とりあえず今年ももらえて自己満足です。

2020年11月5日(木) 大学院時代の友人の死

今日突然以前の上司からメールが来ました。その内容に愕然としました。友人の悲報でした。

彼は私より1年早く入学しましたが、大学院生として同じ授業を取り、TAとして同じ授業を教えました。時間を見つけてはチームメイトとして学内のリクリエーション球技大会に何度か出場しました。卒業後も毎年学会で会ってはお茶や食事にでかけ近況を話す仲でした。

彼が数年前にある病気に罹り、戦っていることは聞いていました。すごく痩せました。

ただそれでもその後学会は来ていたし、今年の2月に行われたフロリダでの学会でも会ったばかりでした。今思えばコロナ蔓延前に会うことが出来て良かったのかも知れません。

彼は私よりはるかに若いはず。原因もその時の病気なのか、現在蔓延しているウイルスと何らかの関係があったのか、わかりません。思い出が本当に走馬灯のように流れました。

すごいいい奴でした。メールを受け取ってから、仕事があまり手につきませんでした。

彼の冥福を心から祈ります。そして自分が現在、健康であることに感謝したいと思います。

2020年11月4日(水) J・マケインの精神は生きていた?@アリゾナ

今日も開票が少し進んで、ウイスコンシンやミシガンでバイデンさんが僅差ながら勝利を収めた模様です。郵便による投票は昨日の時点であまり開いていなかったんですね。民主党は現在のところ優勢であるアリゾナとネバタを取ればちょうど270に届く、という報道を耳にしました。

このアリゾナですが、長らく共和党が強い州でした。しかし近年ラテン系の人が多く入り、さらに都市部のフェニックスにも若い人が移住してきていて傾向が変わってきた、と聞きます。何年か前にフェニックスに行く機会がありましたが、確かにいいところで住んでみたいなと思いました。

ただ今回はこれだけでひっくり返ったとは思えません。アリゾナ州選出で長く国会議員を勤めた方にジョン・マケイン(John McCain)という人がいました。

2008年には大統領選でバラク・オバマさんと争っていた方なので名前を覚えているかも知れません。この方共和党所属でしたが、現大統領のやり方や振る舞いを批判していて犬猿の仲だったんですよね。

What's driving Donald Trump's feud with John McCain? War record, Obamacare among the themes.

マケインさんはベトナム戦争に行って戦ったアメリカ人の言う「ヒーロー」なのですが、上の記事によると2000年にインタビューで現大統領は

“He was captured,” Trump said, in remarks he would echo years later. “Does being captured make you a hero? I don’t know. I’m not sure.”
(彼は捕まった。捕虜になったやつが君の英雄か?俺は知らない。よくわからん。)

と言い放ったことがありました。さらに2016年の大統領候補者レースで現大統領が以下のように発言しました。
"Immigrants were rapists and drug smugglers."
(移民は強姦魔や麻薬密輸魔だ。)

この発言に対し「同意できない」とし彼と距離を取り始めたのです。事実、彼が共和党候補に選ばれてもそのノミネートを受ける共和党大会には参加しませんでした。

その後も現政権のオバマケア撤廃にも反対するなど色々ありました。結果、彼が2年前に脳腫瘍で亡くなったときもマケインの意思で現大統領は葬式に呼ばれず、逆に弔慰を示すためにホワイトハウスの国旗を半旗にしたのに2日後に元に戻す指示をし、退役軍人のグループから総スカンを食らって慌てて職員が半旗に戻したということがありました。

大統領になれなかったとは言え従軍しベトナム戦争にも参戦した人。35年に渡りアリゾナ州を代表して国会議員として政治活動を行ってきた人に対し、このような態度はアリゾナ選挙民にも影響を与えたのではと思えなくないのです。

残された奥様シンディさんは共和党員ながらも今回は民主党候補を支持する声明を出していました。今、天国でマケインさんはどう思っているでしょうか?

'John McCain's Last Laugh': Cindy McCain Under Fire From Trump Supporters for Arizona Flipping

(「ジョン・マケインの最後の笑い」シンディ・マケイン、トランプ支持者からアリゾナ州の反転を非難される)

まだ今日の時点で勝敗は決していませんが、かなり苦戦した民主党が勝つとしたらラストベルトでの勝利もそうですが、実はここがターニング・ポイントだったのではと考えずにはいられません。

2020年11月3日(火) 選挙速報にみる米TV局の非中立性

観ないようにしたのですが、結局夜大統領選挙に関するニュースを聞いていました。色々なサイトを行ったり来たりしていたのですが、メインはウォールストリートジャーナル(WSJ)、Fox NewsそしてCNNでした。

特に後者2つのメディアはネットを無料解放して選挙速報特番を流していました。ちなみに私には選挙権ないので、見るだけです。念のため。

日本でも各局によって当選確実を出すタイミングは違うのですが、上の3つだと一番慎重だったのがWSJと感じました。一方でFox Newsが早々とアリゾナは青と確定したり、逆にフロリダを赤としたりと、比較的早い判断をしているように思えました。

面白いのがCNNでは解説者が「We」という主語を使って、選挙に勝つためにはどことどこが必要と解説していたことです。「Biden」でもなく「Democratic」でもなく「We」。みんな知っていますが、CNNは完全にリベラルなんですね(笑)。

一方でFox Newsだと必死に共和党が勝つためには、という説明をしていた解説者がいましたが、キャスターたちはそのような主語を使っていませんでした。CNNほど露骨でなかったのが印象的です。

ちなみに夜中に家に戻ってNBCをテレビで観たのですが、こちらも「We」を使う人がいて、リベラル寄りでした。ここまで露骨だと「全部信じないで、主観入っているよ」というメッセージのようで、分かりやすいです。

さらにNBCが面白かったのは、現職大統領が夜半に記者会見を始めたあと、途中で大統領の音声を打ち切って解説を始めたことです。画像が半分に別れ、右側が大統領の演説の続き、左側は解説員で音声は解説員の言葉が流れていました。

理由はというと「大統領の演説であまりにもまだ決定されていないことが、あたかも決まったように話していたため」とのこと。その解説員はいわゆる激戦州でどれだけ集計が進んでおらず、まだ結果がひっくり返る可能性について言及していました。

日本にはこんな報道ないですよね(笑)。勉強になりました。

2020年11月2日(月) 早く大統領選挙、終わって欲しい

私事ですが、本日一つ懸案の仕事を終えて先方に提出することが出来ました。少しずつですが、前に進んでいることはいいことです。ちょっと一息つけました。

回りは大統領選で大賑わいですが、私としては早く終わって平穏な毎日が戻ってきて欲しいと願うだけです。もっとも選挙が終わっても落ち着くかどうかはわかりません。

前回のことは忘れましたが、今回は大学から何度も「選挙に行きましょう」「投票のために席を外すことを許したり、融通を利かせて」というメールが送られてきました。ここは赤色に決まっているのですが、それでも職場からそれを促すのはアメリカならではですかね。

私と一緒に仕事をしてくれている学生は皆成人していますので、見かけたら「行った?」と聞いた方がいいのでしょうか?

日本式の考え方をすると何で平日に投票日設けるの?という疑問がわきます。多くの人が会社や学校があるのに抜けださないといけないのなら、休日にやればいいのに、と思うのですが。

休日にやると人々はわざわざいかないから、仕事さぼれる平日にしたのでしょうか?それとも選挙管理人が休日は働きたくないから平日に行うのでしょうか?他の選挙の曜日も気になってきました。

結局明日は仕事にならないでしょうね。夕方から私も少しTVを観るかも知れません。

4年間でアメリカ人の本音は本当に変わったのか、変わってないのか、やっぱり気にかかります。

2020年11月1日(日) 渡り鳥ペリカンが飛んできた&オバマさんの3ポイントシュート

まずご報告。今日からアメリカは時間が変わりました。いわゆる夏時間から冬時間への移行です。

ここ中部時間帯だと日本との時差は15時間になります。例えば

  • 日本午前9時 ⇔ 中部時間前日の午後6時
  • 日本午後11時 ⇔ 中部時間同じ日の午前8時
です。ご了承下さい。

さて今年は例年より早いですが、渡り鳥であるペリカンさんがバトンルージュの湖にたどり着いたようです。

It’s that time of year again! Pelicans at City Park Lake


渡り鳥のペリカンは白く、大きいです。しかし集まって旅している姿は微笑ましいです。見に行ける機会があるといいのですが。

おまけにオバマ元大統領が遊説先の体育館でスリーポイントシュートを決めた、というニュースを知りました。

「これが私のやることだ」 オバマ氏、遊説先で軽々スリーポイント

どこかに動画あるんだろう?と思って探したらここでした。リンクを貼っておきます。確かに私よりはるかにバスケ上手です。

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